F1のサーキットは世界中にあり、いろんな国でレースが行われている。
実は、「HONDA:F1」に携わっている知人が居る。

知人は「次の現場はブラジル、日本の真裏だから始まりが深夜(日本時間)」、「今度の現場は中東、昼間は暑すぎてレースができないから開催は夜、時差の関係で始まりは深夜(日本時間)」、かなり過酷な仕事なのがヒシヒシと伝わってくる。
レースが終了してからがまた長い、とのこと。
データを集めたり、それをもとに分析したり、次のレースに活かすための終了後作業があって、それがまたとてつもなく長く感じる、とのこと。
知人と会うたびに、疲れてゲッソリしている。
そんな知人から「NHKで特集番組が放送される」と聞き、録画して観た。

この番組は、一般視聴者向けのもので、マシンの構造や特徴などのマニアックなことは省かれているので、車に詳しくない人でも分かりやすくて観やすい。
このドキュメント番組をみたからこそ、この映画はより一層楽しめた。
以前BSで放送されたものはコチラ。
かなりマニアックというか、F1ファン・車好きなどの「通の人」に向けた番組らしい。

あらすじ
かつて“天才”と呼ばれた伝説のF1®レーサー:ソニー(ブラッド・ピット)が、再びサーキットに戻ってきた。
誰よりもレースの過酷さを知る男が現役復帰を果たした先は、どん底の最弱チーム。
しかし、常識破りなソニーの振る舞いに、自信家のルーキードライバー:ジョシュア(ダムソン・イドリス)やチームメイトたちは困惑し、度々衝突を繰り返す。
バラバラなチーム、そして、最強のライバルたち。
敗北が濃厚となる中、ソニーの“常識破りの作戦”が最弱チームを導いていく――!
果たして彼らは、その無謀とも言える賭けで逆転できるのか?
それぞれの情熱と誇りを胸に、命がけで夢<スピードの頂点>へ挑む!

キャスト

映画館

公式鑑賞ガイド
この映画をより楽しむために、公式サイトでF1について鑑賞ガイドが公開されている。
映画「F1®/エフワン」を観る前に、アクセル全開!
この11のルールを知れば、あなたもスターティンググリッドへ!
ルールは簡単、面白さは加速する。
さあ、F1®の世界へ全力でレッドゾーンまでフルスロットルで駆け抜けろ!!
(一部ネタバレあり!)

パンフレット
鑑賞前に予習をしたくて、パンフレットの有無を劇場スタッフさんに尋ねると「売り切れ」、しかも「入荷未定」とな。
違う映画館にあるかも!?という一縷の望みを胸に移動、劇場スタッフさんから返ってきた言葉は「完売」。
アアアァァ( °∀°)ァァアアア
感想
めちゃくちゃ良かった!!!!!
これは映画館でしか体験できない。
まさにアトラクション。
鑑賞するというより、疑似体験できる作品。
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まず、音楽がカッコよすぎる!
すべてにおいて音楽が素晴らしい。
サーキットでのDJがすごく良い。
DJの音の広がり方がまたとんでもなく好み。
ディスコ(現:クラブ)のような音の広がり方、ものすごくテンション上がる。
まるで自分が実際にサーキットにいるよう。
まさに音の体感。
これはイヤホン・耳だけでは味わえない。
実際のレースでもこんな感じなのだとしたら、すごく楽しいと思う。
行ってみたい!
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オジサンが頑張っている、とてもカッコイイ。
若者も頑張っているけど、オジサンんにはオジサンの良さがある。
オジサンからしか得られない栄養があるのですよ。(*´ д`*)ハァハァ
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「トップガンマーヴェリック」の製作チームか手掛けたらしく、流れというか、構図がトップガンマーヴェリックそのもの。
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とにかくマシンの音がイイのよ!
いまのF1カーの音と、粗い映像の過去のF1カーの音の違い、数十年の間に劇的に(タイヤなどの)マシンが変わったのだと感じる。
トップガンマーヴェリックの戦闘機の音しかり、今回のF1カーの音しかり、こういう機械モノの音は映画館で体感するに限る。
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(映画では)時速322kmでマシンが走る。
複数のマシンがコースを轟速で爆走、まるで格闘技のようだ。
スピード界の格闘技。
少しの接触が、マシンを再起不能にする。
0.5秒を縮めるのが、こんなに大変だとは思わなかった。
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前半で、2人のドライバーがタイムを競う。
1回目のタイヤ交換、スタッフがもたついて時間がかかる&置いていた設備をマシンが踏むというミスが起きる。
2回目のタイヤ交換、10秒以内に作業を終えることを目標にスタッフが一致団結して挑む、結果は3秒以内に完了。
これはスカッとゾワッしたね!
思わずガッツポーズした。(ง*º▽º)ง
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紆余曲折を経て、後半。
特にラストは感極まった。
世界中でのレースを経て、最終レース。
残り1周で、すべてが決まる。
さぁ、どうなる?
気付けば、祈るように両手をギュッとにぎっていた。
少しずつ、いろんな音が小さくなり、ドライバーがゾーンに入っていく。
ドクン、ドクン、自分の心音も大きくなる。
感極まって泣いた。
映画だから、結果がどうなるのかは予測がつくけど、それでもグッときて泣いた。
拍手したかったのをグッと我慢した。
ドライバーとスタッフがガッツポーズ、手をたたいて勝利を喜んでいる姿が、知人が所属しているチームと重なって、泣いた。
NHKの密着ドキュメンタリーを見たからこそ、ものすごく響いた。
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もしも、自宅に映画館の設備&スクリーンがあったなら。
低音を響かせて、ディスコ(現:クラブ)のように音楽に乗って自由に踊ったり、良いシーンでは拍手したり、グッときたシーンでは雄叫びならぬ奇声を出したりフォ───ヽ(º∀º)ノ───ッ!! 、自分なりに楽しみたいと強く感じた。
隣(というか両サイド)の観客が動くたびに何度も反応しては光るスマートウォッチも気にならないし、エンドロールで落とし物が無いか探すためにスマホのライトをつけてガサガサしてるのも気にならないし、何を持ち込んでいるのか分からんがビニール袋のカサカサ音も気にならないし、せめてマナーモードにしていけよ……メールだかLINEだかの通知音も気にならないし。
超集中して映画を楽しめる、体感できる。
自宅に映画館が欲しい。(切望)
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ソニーの旧友のであるルーベン。
どこかで見たことあるような……、誰だっけ?
そう思って俳優名を検索して判明。

おかっぱ頭の殺人鬼、同一人物とは思えない。
髪型って超重要なのね。。。
最後に
これぞエンタメ。
こういう作品を体感したいから、私は各地の映画館に通っている。
映画館で観られて良かった!
間に合って良かった!
間に合えば、立川でもう一度観たい。
そして、パンフレットを買いたい。(切実)
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