映画館が進化しているのをご存じですか?
常に進化し続ける映画館、それぞれ詳しく解説します。
上映方式
IMAX (追加料金あり)
約55年前にカナダの「マルチスクリーン社(現在はIMAXコーポレーション)」が開発した動画フィルムの規格及び映写システムのこと。
一般的なシネスコープ方式の映画館の横長・長方形スクリーン(2.35:1)では、画像の上下が切られた状態になっている。
IMAXフィルムのアスペクト比は 1.43:1 であり、正方形に近い形になっている。
一般的なスクリーンとどのくらい違うのか、こちらのショートムービーで違いがわかる。
多くの映画館でIMAXを設置しており、今後も増えると思われる。
IMAXは3種類ある。
IMAXデジタル (追加料金あり)
映画を構成する「映像」「音響」「空間」「3D」「作品」という5つの要素をIMAX社の独自の最新テクノロジーで最高水準まで高めた次世代のプレミアムシアター、それが「IMAXデジタルシアター」。
特徴は、シアター全体がIMAX使用にカスタマイズされていること。
2台の2Kデジタルプロジェクターを使うことで、従来の上映システムから1.6倍も明るく鮮明な映像を投影。
リアルタイムで映像調節をしたり、よりリアルで臨場感のある映像を映し出すことができる。
高品質デジタル映像と大迫力5CHサラウンドシステム、床から天井、左右の壁いっぱいに広がる大きなスクリーンによって、まるで映画の中にいるようなリアルな臨場感を体験できる。
IMAXレーザー (追加料金あり)
独創的な発想と優れたテクノロジーで映画鑑賞の可能性を広げてきたIMAX社から、革新的な4Kレーザー投影システムと最新の12CHサラウンドシステムを採用した「IMAXレーザー」が誕生。
従来のIMAXデジタルシアターでは2K画質だったものが、4Kレーザー投影システムを採用したことでより鮮やかで明るく、コントラストの深い映像になった。
IMAXデジタルシアターで採用された5chサウンドシステムから12chサウンドシステムへアップ。
サイドスピーカーとオーバーヘッドスピーカーを新たに設定したことで、これまでにないほどパワフルでより臨場感のあるサウンドを実現。
IMAXならではの大スクリーンに映し出される鮮明な映像とパワフルな高音質サウンドが生み出す、かつてない臨場感が客席を包み、映画の中へと導く。
IMAXレーザー/GTテクノロジー (追加料金あり)
日本で観られるIMAX上映設備としては最高峰となるのが「IMAXレーザー/GTテクノロジー」。
IMAX最大級のスクリーンサイズ(22.86m以上)に合わせ新開発されたシステム。
ビル6階建てに匹敵する高さ約18m、横幅は約26mという超巨大スクリーンは圧巻。
映写機は4Kツインレーザープロジェクターを使用し、本スクリーンのアスペクト比はIMAXフィルムと同じ1.43:1となっているため、IMAXフィルムで撮影されたシーンは本来のサイズで上映可能になったほか、従来よりも約40%広がった大迫力の映像を楽しめるようになり、これまでのスクリーンでは再現できなかった明るさ、コントラスト、色合いを実現。
まるで目の前に映画の世界が広がっているかのような体験が味わえる。
IMAXでは最高画質を誇り、音響設備は最大規模のIMAXシアター用に設計された分散型12チャンネル・オーディオシステムを使用、従来のIMAXサウンドシステムをさらにアップグレードした。
いま現在、IMAXレーザー/GTテクノロジーが見られるのは以下の2箇所のみ。
IMAX劇場を探す
Dolby Cinema (追加料金あり)
Dolby Cinema(ドルビーシネマ)。
「イマーシブ(没入型)サウンド」すなわち立体音響技術の1つ。
ドルビーアトモスに加えて「ドルビービジョン」が採用されているのがこのドルビーシネマ。
Dolby Vision(ドルビービジョン)によるコントラストの高い映像。
黒はより黒く、白はより白く映し出される。
黒に関しては「闇」という表現がピッタリだと思う。
場面転換でスクリーンが暗くなると、ドルビーシネマでは闇が来る。

ドルビーと普通の映画館の大きな違いは「独立した音の数(スピーカー音響の数)」に違いがある。
独立した音の数のことを「ch(チャンネル)」と表現し、普通の映画館では 5.1ch ~ 7.1ch 、IMAXレーザーは12ch。
上映前の説明映像でも「スピーカーの制約からの解放」と言っており、劇場によって差はあるもののドルビーは128chのオーディオトラックが用意されており、最大で64個の独立したスピーカーが前後左右だけではなく、天井にも設置されている。
誰が、どこにいて、何を話していているのか。
なにが、どこにあって、どんな状態でいるのか。
これらが「音」だけでありありとわかる。
BESTIA (追加料金あり)(シネマサンシャイン)
BESTIA(ベスティア)。
最新鋭のレーザープロジェクションシステムと3D音響を一体にした、“シネマサンシャインオリジナル劇場規格”が「BESTIA(ベスティア)」。
設置は3箇所。
BESTIAのサウンドシステムには「Dolby Atmos」と「dtsX」の2種類が採用されており、映画に合わせてそれぞれ選択されている。
TCX (TOHOシネマズ)
「 TCX ( TOHO CINEMAS EXTRA LARGE SCREEN )」は、TOHOシネマズオリジナル規格の巨大スクリーンのこと。
音響システムが Dolby Atmos の場合は追加料金あり。

ULTIRA (イオンシネマ)
ULTIRA)。
イオンシネマ独自の上映形式。
壁いっぱい&天井まで広がる大スクリーン、高音域・中音域・低音域を絶妙にコントロールした立体音響により、これまでにない臨場感で映画が楽しめる。
- 壁一面に及ぶスクリーンサイズ
- dts-x や ドルビーアトモスなどの立体音響
- クリアな映像とサウンド
音響システムが Dolby Atmos の場合は追加料金あり。
ADMIX(USシネマ)
ADMIX(アドミックス)。
スクリーンには高輝度シルバースクリーンを採用し、映像の明るさが格段に向上。
さらに、壁から壁、天井から床までスクリーンを拡大することで迫力の映像が楽しめる。
映写機には4K+ハイフレームレート(HFR)を採用し、アクションシーンや3D作品をよりリアルに美しく映し出すことも可能に。
音響は3Dサウンドで、正面・左右に加え頭上からも降り注ぎ、よりシーンに合わせたサウンドが楽しめるようになっている。
下記の2箇所にて設置。
ADMIX with Dolby Atmos (追加料金あり)
ADMIXの音響システムが Dolby Atmos の場合は追加料金あり。
T-LEX (T・ジョイ)
T-LEX(ティーレックス)。
映像鑑賞の要である、スクリーン・映像・音響・座席・空間における環境を追及して開発された、T・ジョイオリジナル企画のプレミアムシアター。
超巨大スクリーンに映し出される大迫力の映像と、最高峰スピーカーから放たれる立体的な音響が生み出すハイクオリティな鑑賞空間。
「 Large(巨大) で Luxury(贅沢)、そして Exciting(刺激的) な Experience(体験) を提供する空間」という意味を込めて名づけられた。
下記の3箇所に設置されている。
DEGITAL 3-D CINEMA (追加料金あり)(イオンシネマ)
DEGITAL 3-D CINEMA(デジタル 3-D シネマ)。
イオンシネマのデジタル3Dは、デジタルプロジェクターを使うことで1秒間に合計144フレームの映像を投影。
従来の映写機(24フレーム/1秒間)とは比べ物にならないほど鮮明な3D映像を楽しめるようになっている。
3Dメガネは、大人用・子供用・メガネをかけている人用(クリップオン型)の3種類、購入制で持ち帰り可能。

ScreenX (追加料金あり)
ScreenX)。
韓国CJ CGVとKAISTが共同開発した3面マルチプロジェクション・映画上映システム。
正面のスクリーンに加え、両側面(壁面)にも映像が投影され、270度の視界すべてで映画を鑑賞することができる。
同じCJグループが開発した4D上映システム「4DX」と組み合わせて、4DX SCREENとして導入している劇場も一部にある。
4DX with ScreenX (追加料金あり)
3面スクリーンに座席が動く4DXが合体、臨場感ある演出を生み出している。
4DX (追加料金あり)
韓国のCJ 4DPLEX社が開発した映画用の演出システム。
- モーション:前後・上下・左右に動く座席と振動
- エアー:顔、頬、耳へのエアー噴射
- フラッシュ:照明による光の演出
- 香り:シーンに合わせた香りの噴射
- 風:強力なファンにより吹き付ける風
- 水:シーンに合わせて飛び散る水や雨
- バブル:劇場内を漂う泡
- 煙:スクリーン周辺から噴射される幻想的な煙
- 嵐:風と水の組み合わせ
- 雪:スクリーン周辺に舞い散るリアルなパウダースノー
4DXはシアター全体を使ったダイナミックな演出が多い。
MX4D (追加料金あり)
米国のMediaMation社が開発した映画用の演出システム。
座席にさまざまな演出が施されている。
- 突き上げ:座席下部からの衝撃
- 地響き:座席の震えによる地響き体験
- つつき:背中をつつく効果
- ネックティクラー:首筋に何かが触れるような感覚
- レッグティクラー:足元に何かが触れるような感覚
- 水しぶき:シーンに合わせた水や雨
- 香り:シーンに合わせて劇場内を漂う香り
- 風:そよ風や向かい風といった演出
- エアー:顔に飛んでくる瞬間的な突風
- 霧:山や湖を彷彿とさせる空間を覆う霧
- ストロボ:爆発や雷鳴シーンで走る強烈な閃光(5色対応)
MX4Dは、座席周りの繊細な演出が多くなっている。
D-BOX (追加料金あり)(イオンシネマ)
映画のシーンやアクションと座席が「完全に同調」し、モーション効果と振動により、まるで映画の中に入り込んだかのような臨場感が味わえる。
カーチェイスシーンなら路面やカーブに合わせた傾きを、飛行機シーンなら浮いたり落下したりするような感覚が体験できる。
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