就職活動、略して就活。
労働をするために就職先を決めるための活動で、多くの人が通る道です。
- 在学状態で行うもの
- 卒業後に行うもの
- すでに職業についていた経歴を持つ人が行う再就職活動
キッチリと整えられた髪型、着慣れていないスーツ、緊張を隠しきれない表情、ぎこちない動作、初々しくて勇ましいですね。
この記事は、就職活動と髪型について書いています。
在学中の就職活動
在学中の就活において、雇用側(企業側)は「新卒」といい、そのための募集・採用活動を「新卒採用」と言います。
このように在学中に一斉に行う就職活動は日本では一般的ですが「横並び一斉スタートの新卒一括採用」というシステムは世界では少数派のようです。
学校卒業後の就職活動
学校を卒業した後に行う就職活動、これにはいくつかの理由があげられます。
- 在学中に就職することを希望していたが実現しなかった
- 就職予定はなかった人が事情が変わり就職しなければならなくなった
- 新卒で就職したが試用期間後に本採用へ移行できなかった
- ミスマッチによりすぐ退職した
中等教育(中学生・高校生)の就職活動
中学生や高校生の新卒求人については職業安定法に基づき、すべて公共職業安定所(ハローワーク)を通して学校に掲示することが義務付けられています。
実際の応募については、学校を経由して企業とコンタクトを取ることになります。
詳しくは【中学生・高校生の就職活】にて解説しています。
高等教育(専門学校・高専・大学・大学院)の就職活動
- 合同企業説明会や会社説明会に参加
- 研究室関連や教授の斡旋
- 自己分析が重要 → 職業の業界を絞るため
- 業界分析 → 企業が何をしているのか
- 企業研究 → 企業が何にチカラを入れているのか、基本的なデータを見る(有給など)
- インターン
- それの中から選ぶ → 就職するために活動を始める
大学3年生から就職活動を、院生だと1年目の春もしくは夏前あたりから始めるそうです。
インターンとは『企業体験』のこと。
こちらの「そもそもインターンシップってなんなんだ?」をご覧ください。

大手就活サイトとして評価の高いマイナビ・リクナビ、そちらにインターン募集があるのでエントリーします。


登録学生の専攻を比較すると、文系はリクナビが90%でマイナビが91%、理系についてはリクナビが89%でマイナビが86%と差が見られます。
情報、工学系の学生、開発や研究分野の学生の採用にはリクナビのほうが見つかりやすいかもしれません。
- インターンエントリーは6月1日から
- プレエントリー → 6月1日前にできる「予約の予約」のこと、インターンにエントリーする意思を表示するためのプレエントリー。
- 外資系企業は期限はないとのこと
- 企業に顔と名前を覚えてもらう
- インターン参会者のみのルートがある
- 面接・書類選考パスなどの特典がある
- 社員と話せるので企業のことを濃く知ることができる
- インターンをやると選考に有利
- 通常就活だと大人数に埋もれてしまう
- 地方大学だととくに埋もれやすい
- 学歴フィルター
- 大学生 → 勉強した多くのことから選ぶ
- 院生 → さらに細かい選考があるのでそこから選ぶ
- 就活 → インターンの中から選ぶ
- ガクチカを問われることが多い ※ガクチカ → 学生の時に「何に」チカラを入れていたのか
企業説明会については「いざ就活!説明会は何社行けばいい?説明会の方法とその活用術!」こちらをご覧ください。

再就職
仕事をしていた人が一度退職し一定の、再び就職することを「再就職」と言います。
職業をもっていた経歴のある人が何らかの事情で一旦退職しブランク期間(働かない期間、離職期間、あるいは失業期間)を経て、ふたたび就職活動を行うことを再就職活動(転職活動)と言います。
雇用者側は採用する人を「中途採用」などといい、そうした人々を雇うための一連の募集・採用活動を「中途採用」や「経験者採用」と言います。
失業者・フリーター・公務員浪人・職業訓練施設からの就職活動
勤務先の経営悪化による倒産やリストラを含む失業者やフリーターは、通常ハローワークに登録し、就職や職業訓練の斡旋を受けることができます。
職業訓練を受ける場合は、入所した職業訓練施設(離職者訓練を実施する職業能力開発校や職業能力開発促進センターなど)から訓練内容に関連した就職の斡旋や就職相談(キャリア・コンサルティング)を受けることができます。
第一印象がもたらす効果
初対面の相手に対して感じたイメージや雰囲気を指す言葉、それが第一印象です。
人の第一印象は「出会って3秒で決まる」とも言われています。
自分の第一印象がどう思われているのか、とても気になりますね。
メラビアンの法則では、人と人がコミュニケーションを図る際、情報の影響力は下記のような割合で影響を与えていると言われています。
- 視覚情報 55%
- 聴覚情報 38%
- 話の内容 7%
「人間は外見ではなく中身」という意見を目にしますが、中身を知ってもらうためにもまずは健康的かつ清潔感のある身なりを心がけましょう。
注意点といえば、ワイシャツのシワ取り、スーツのホコリ取り、キレイな折り目のついたズボン、靴をキレイにしましょう。
就職活動の髪型
企業の検索のほかにチェックしたいポイントが【企業のホームページ】です。
ホームページ内に載っている社員さんを注視しましょう。
どのような年代の人が載っていて、どんな髪型をしていますか?
昭和・平成と世代によって「社会人にふさわしい髪型」の許容範囲が異なります。
上司、人事の人、幹部などの「いわゆるお偉いさん」は昭和世代が多いです。
つまり、考え方や思想が古い傾向があります。
男子たるもの髪は短くする、そういう考え方を持つ人が多いです。
若者たちに流行りのオシャレな髪型を「チャラチャラしている」といって印象が悪いです。
まずは普通の髪型を目指しましょう。
ツーブロックなどのオシャレな髪形は避けましょう。

運動部の体育会系の人は短い髪型を好み、激しく動くスポーツ出身の人は特に短い刈り上げを好みます。
お客様と接する販売業やサービス業種は、身だしなみと清潔感が好まれます。
公務員や金融商品を扱う業種、いわゆるお堅い業種はオシャレさよりも爽やかな髪型が好まれます。
研究・開発・工場など人と接する機会があまりない業種は、作業のジャマにならない髪の長さが良いでしょう。
帽子やヘルメットを着用する業種は比較的髪型に厳しくないですが、帽子・ヘルメット着用時のジャマにならないようにカットするのが良いでしょう。
このように、業種によって好まれる・もしくは受け入れられやすい髪型があるので、スタッフさんに「就活があるのでどんな髪型がよいでしょうか?」と相談してみましょう。
まとめ
就職活動と髪型について書きました。
在学中、卒業後、再就職など、就職活動の仕方はさまざまです。
さらに中学生、高校生、大学生など、どの学校に所属しているかによって就職活動の仕方も変わります。
自分の現状に合った就職活動をしましょう。
人の第一印象は「3秒」で決まると言われており、服装や髪型が与える影響はとても大きいです。
相手に好印象を与えるために、まずは普通の髪型を目指しましょう。
前髪は上げてセットした方が好印象を持たれやすく、特に眉は見えた方が良いです。
耳をハッキリと出して「聞く姿勢」をアピール。
ワイシャツから見えないえりあしは、短い髪型の部類に入るので爽やかさアピール。
上司や人事、役職を持つお偉いさんは昭和の人が多く、自身の若かりし頃の思考を持ち続けていることが多いので、就職活動中の髪型は「オシャレではない普通の髪型」が良いでしょう。
また、業種によって受け入れられやすい髪型・NGな髪型があるので、スタッフさんに相談してください。
参考になれば嬉しいです。
コメント