もっとも短い刈り上げ、それがスキンフェード。
地肌の白さを際立たせるカット方法です。
トップと前髪の長さをどうするのか、長めに残すのか、短くするのか、コールドパーマを当てるのか、ホットパーマにするのか、組み合わせは自由です。
それゆえ髪型のバリエーションがとても豊富です。
スキンフェードとは
耳まわり・えりあしを刈り上げる際、一番下の生え際をシェーバー(もしくはカミソリ)で剃ります。
いままで剃ったことのない部分、頭皮。
初めてスキンフェードにするとき、シェーバーで剃った部分があとで痛くなったり、部分的に熱を持ったりすることがあります。
わかりやすく言うと初めてヒゲを剃った時の感覚に似ています。
初めてシェーバーを顔にあてた時、ヒゲをそった後に頬が痛くなったことありませんか?
刺激に慣れていない部分に刺激を与えるので、痛くなってしまうんですね。
痛みや熱が出てきたら患部を冷やして保湿クリームを塗ってください。
何度かスキンフェードを繰り返すうちに皮膚が慣れてきて、痛みを感じなくなるそうです。
あと、生え際は完全に髪がないので、冬は特に寒く感じるそうです。
スキンフェードをやる季節も考慮してくださいね。
そして、0mmから始まるグラデーションの刈り上げ。
- 生え際が0mmなのがスキンフェード
- 生え際に少しでも髪があればフェードカット(刈り上げ)
0mmなので、触ると指が吸い付くような触感でツルツルしています。
地肌の「白さ」と髪の「黒さ」のコントラストが美しい髪型です。
しかし、このスキンフェード、とても難しく技術が必要です。
0mmから刈り上げなので、少しでも髪が多く残ってしまうとハッキリと黒さが目立ちます。
白と黒の間に線(ライン)が引かれたような残り方をしてしまいます。
こちらの画像、あえて白黒をハッキリと残したのか、それともこれから刈り上げて中間をぼかすのか、どちらなのか不明です。
海外ではこういう奇抜な髪形も多いので、どちらにせよ似合っていますね。
日本では中間をぼかすのが主流です。
お店によっては「スキンフェードは別途料金(追加料金)」になる場合があります。
通常カット料金 + スキンフェード代 という感じです。
スキンフェードを希望されるときは、お店に追加料金の有無を確認してください。
スキンフェード × クロップスタイル
スキンフェードとクロップスタイルの相性は抜群です。
こちらの記事「クロップスタイル」に詳しく記載されています。
短い刈り上げにするか、シェーバーで剃るかの違いですが、地肌の白さの見え方が違います。
スキンフェード × 日本
日本でも人気急上昇のスキンフェード(画像検索)。
若い男性からおじさままで幅広く愛用されています。
スポーツ選手に多く見られるので、スキンフェードという単語を知らなくてもテレビなどで見たことあると思います。
こちらの記事「フェードカットとは?」「最新スキンフェードとは?」に詳しく記載されています。
日本人の頭蓋骨は横長、耳からトップまでの距離が短いです。
耳からトップまでの距離が短いと、ぼかせる範囲が狭いのでさらに難しいです。
海外の人は日本と逆で縦長の頭蓋骨、耳からトップまでの距離が長い。
耳からトップまでの距離が長いと、0mmの範囲を広くとることもできるし、ぼかせる範囲も広くなります。
ゆえに、日本人の頭にスキンフェードは難しい、と言われます。
スキンフェード × 海外
海外では大人気の髪型:フレンチクロップ、日本でいうクロップスタイルの別名です。
海外ではスキンフェードが圧倒的に多いです。
こちらの記事「海外の髪型フェードカットとは?」に詳しく記載されています。
トップと前髪の長さのバリエーションも豊富で、個性的な髪形に目を引きます。
まとめ
スキンフェードについて書きました。
生え際をシェーバーやカミソリで剃るのがスキンフェード。
地肌の「白さ」と髪の「黒さ」のコントラストが美しいカット方法です。
0mmから始まる刈り上げは、とても難しく技術が必要。
とくに難しいのは中間のぼかし、うまくぼかさないと線が引かれたようになってしまいます。
トップと前髪の長さをどうするのか、パーマをあてるのかなどによってバリエーションが一気に増え、より一層個性が光ります。
参考になれば嬉しいです。
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