高校を卒業して大学や専門学校へ進学すると、高校までのような頭髪に関する校則がなくなり、髪型を自由に選べる人が多くなります。
今までできなかったツーブロックやパーマ、カラーリングなどに挑戦してみたい人もいるでしょう。
その一方で、選べる髪型が増えたからこそ、
「自分には、どんな髪型が似合うのだろう?」
「床屋さんで、どう頼めばいいのだろう?」
「画像を見せるだけでも大丈夫?」
と、迷ってしまう人もいると思います。
やりたい髪型が決まっていなくても、うまく言葉で説明できなくても大丈夫です。
髪質や毛量、現在の髪の長さを見ながら、理容師と相談して決めることができます。
ただし、学校や学科によっては、実習や就職活動のために髪型や髪色へ配慮が必要な場合もあります。
思い切って髪型を変える前に、学校の決まりや今後の予定も確認しておくと安心です。
また、大学生・専門学生向けの学生料金を利用するときは、学生証の提示を求められることがあります。
この記事では、大学生・専門学生が床屋さんでカットを頼むときの伝え方や、ツーブロック、パーマ、カラーリングに挑戦するときのポイントについて、理容師の立場からやさしく解説します。
学生料金を利用するときは学生証を持参しよう
大学生・専門学生向けの学生料金を利用するときは、学生証を持参しましょう。
私のお店では、学生証を提示できない場合、学生料金ではなく社会人料金になります。
学生料金の対象や確認方法は、お店によって異なります。
年齢や自己申告だけで学生料金になるお店もあれば、学生証の提示を求めるお店もあります。
学生に年齢は関係ありません。
30歳で専門学校に通っている人も、60歳で大学に通っている人も、学校に在学していれば学生です。
反対に、大学生や専門学生と同じくらいの年齢であっても、学校に在学していなければ学生料金の対象にはなりません。
在学していない人が学生と偽って、学生料金を利用することはできません。
「学生証を忘れてしまった」
「学生証の提示が必要なのか分からない」
という場合は、予約するときや来店する前に、お店へ確認しておくと安心です。
高校時代の坊主から髪を伸ばしたいとき
高校時代、野球部や柔道部などに所属し、坊主にしていた人もいるでしょう。
高校を卒業して、
「これからは髪を伸ばして、新しい髪型にしてみたい」
と思っても、何から始めればよいのか分からないかもしれません。
坊主から新しい髪型にするためには、まず髪を伸ばしましょう。
髪が短い状態では、できる髪型が限られています。
やりたい髪型によって必要な長さも異なるため、最初は切らずに伸ばすことが大切です。
ずっと坊主にしていた人は、自分に似合う髪型が分からないだけでなく、どのような髪型があるのかを知らないこともあります。
これまで髪型を選ぶ必要がなかったのですから、分からなくて当然です。
まずは、友達や同年代の男性がどのような髪型をしているのか見てみましょう。
好きなプロ野球選手やスポーツ選手の髪型を参考にするのもよいと思います。
スマホで「男子大学生 髪型」「メンズ 髪型」などと検索して、気になる髪型を探すのもおすすめです。
髪型の名前を覚える必要はありません。
「こんな感じにしてみたい」と思える髪型を一つ見つけるだけでも大丈夫です。
どのような髪型があるのかを知ることが、新しい髪型を見つける第一歩です。
髪が伸びてきたものの、途中でバランスが悪くなったり、自分に似合う髪型が分からなかったりするときは、床屋さんに相談してください。
いま伸ばしている・似合う髪型が分からない
坊主から髪を伸ばしている途中は、耳まわりやえりあしが気になったり、横の髪がふくらんだりして、全体のバランスが悪くなることがあります。
そのようなときは、髪を伸ばしている途中でも床屋さんに相談してください。
前髪や上の髪など、これから必要になる部分は切らずに残し、耳まわりやえりあしなど、カットできる部分だけを整えることができます。
床屋さんでは、
「坊主から髪を伸ばしています。長さを残しながら、気になるところだけ整えてください」
と伝えてみましょう。
これからどのような髪型にすればよいのか、自分にはどのような髪型が似合うのか分からなくても大丈夫です。
髪質や毛量、頭の形、現在の髪の長さによって、できる髪型は一人ひとり異なります。
気になる髪型の画像があれば、それを見せながら理容師に相談してみましょう。
また、新しい髪型が似合わないと感じても、これまでの坊主姿との違いに見慣れていないだけかもしれません。
「髪を伸ばしているときの頼み方」や「似合う髪型の考え方」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
「どのくらい切りますか?」と聞かれたら
カットを始める前に、床屋さんから、
「今日は、どのくらい切りますか?」
と聞かれます。
突然聞かれると、どのように答えればよいのか分からず、困ってしまう人もいると思います。
そのようなときは、頭を次の5つの部分に分けて考えてみましょう。
- 前髪
- うえ(トップ)
- 耳まわり
- うしろ(後頭部)
- えりあし
すべての部分を細かく決める必要はありません。
「前髪は眉毛にかからないくらい」
「耳は出してください」
「えりあしは短くしてください」
など、決まっている部分だけ伝えても大丈夫です。
分からない部分は、
「うえと後ろは、全体のバランスを見て整えてください」
と伝えれば、理容師と相談しながら決めることができます。
「短めで」
「サッパリと」
だけでは、希望する長さが伝わりにくいことがあります。
前髪・耳まわり・えりあしのうち、一つでも希望を伝えると、髪型のイメージを共有しやすくなります。
「どのくらい切りますか?」への詳しい答え方は、こちらの記事で、フローチャート画像と文章を使って解説しています。
ツーブロックにしたいとき
高校生のときは校則でツーブロックが禁止されていて、できなかった人もいるでしょう。
大学や専門学校へ進学し、校則による髪型の制限がなくなったことをきっかけに、初めてツーブロックにしてみたいと思う人もいるかもしれません。
ツーブロックは、内側の髪を短く刈り、上の髪を長く残してかぶせる髪型です。
床屋さんでツーブロックを頼むときは、次の3つを伝えると分かりやすくなります。
- どの部分まで刈るのか
- 内側をどのくらい短くするのか
- 刈り上げた部分を隠すのか、見せるのか
特に大切なのは、刈り上げた部分を上の髪で隠すのか、見えるようにするのかです。
刈り上げた部分を隠したい場合は、上からかぶせる髪の長さが必要です。
反対に、刈り上げた部分を見せたい場合は、上の髪を短くすることもできます。
初めてで、刈る範囲や長さが分からないときは、
「初めてツーブロックにします。刈る範囲や長さは、相談しながら決めたいです。」
と伝えてください。
気になるツーブロックの画像があれば、床屋さんに見せながら相談すると、仕上がりのイメージを共有しやすくなります。
ただし、大学や専門学校でも、学科や実習、就職活動などによって髪型に配慮が必要な場合があります。
事前に学校の決まりや今後の予定を確認しておくと安心です。
ツーブロックの種類や詳しい頼み方については、こちらの記事で解説しています。
パーマをかけたいとき
高校生のときは校則でパーマが禁止されていて、かけられなかった人もいるでしょう。
大学や専門学校へ進学すると髪型の選択肢が増え、今までできなかったパーマにも挑戦できるようになります。
パーマをかけると、髪に動きをつけたり、ボリュームを出したり、毎朝のセットをしやすくしたりできます。
ただし、「パーマをかけてください」だけでは、希望する仕上がりが伝わりにくいことがあります。
床屋さんでは、次のような希望を伝えてみましょう。
- ゆるく自然な動きがほしい
- はっきりとしたカールをつけたい
- 髪にボリュームを出したい
- 毎朝のセットをしやすくしたい
- 濡れたような質感の髪型にしたい
パーマの名前や種類が分からなくても大丈夫です。
「初めてパーマをかけます。どのようなパーマが合うのか、相談しながら決めたいです」
と伝えてください。
気になる髪型の画像があれば、理容師に見せると仕上がりのイメージを共有しやすくなります。
パーマをかけるためには、希望する髪型に合った髪の長さが必要です。
現在の長さでパーマをかけられるのか分からない場合は、予約する前にお店へ相談してみましょう。
また、パーマを扱っていない床屋さんもあります。
施術に必要な時間や料金もお店によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
大学や専門学校でも、学科や実習、就職活動などによってパーマに配慮が必要な場合があります。
学校の決まりや今後の予定も確認しておきましょう。
パーマの種類については、こちらの記事で詳しく解説しています。
カカラーリングをしたいとき
高校生のときは校則でカラーリングが禁止されていて、髪を染められなかった人もいるでしょう。
大学や専門学校へ進学すると、少し明るい茶色や金髪、赤や青などの原色に近い色にも挑戦できるようになります。
社会人になると、職種や勤務先によって髪色が制限されることがあります。
そのため、明るい金髪や個性的な髪色を楽しめるのは、学生のうちかもしれません。
ただし、「茶色にしてください」だけでは、希望する明るさや色合いが伝わりにくいことがあります。
カラーリングを頼むときは、次のような希望を伝えてみましょう。
- 黒髪より少し明るくしたい
- 自然な茶色にしたい
- はっきり分かるくらい明るくしたい
- 金髪にしたい
- 赤や青などの色にしたい
希望する髪色の画像があれば、理容師に見せながら相談すると、仕上がりのイメージを共有しやすくなります。
明るい金髪や原色に近い色にする場合は、カラーリングの前にブリーチが必要になることがあります。
元の髪色や髪の状態によっては、一度の施術では希望する色にならない場合もあります。
また、ブリーチやカラーリングは髪に負担がかかり、時間や料金も通常のカラーリングより多く必要になることがあります。
色落ちすると髪色も変化するため、その後のお手入れについても確認しておくと安心です。
カラーリングを扱っていない床屋さんもあります。
希望する髪色にできるかどうか、予約する前にお店へ相談してください。
大学や専門学校でも、学科や実習、アルバイト、就職活動などによって髪色に配慮が必要な場合があります。
染める前に、学校の決まりや今後の予定も確認しておきましょう。
カラーリングの種類や頼み方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
スマホの画像や動画を見せても大丈夫
やりたい髪型を言葉でうまく説明できないときは、スマホの画像や動画を見せても大丈夫です。
髪型の名前や、何センチ切るのかが分からなくても、画像を見せることで希望する雰囲気を理容師と共有できます。
Googleの画像検索だけでなく、InstagramやTikTokなどのSNS、お店や理容師・美容師のアカウントに掲載されている画像や動画でも構いません。
画像を用意するときは、次のようなものがおすすめです。
- 明るく、髪型がはっきり見える画像
- 正面だけでなく、横や後ろも見える画像
- パーマやカラーリングの有無が分かる画像
- カットやセットの説明が書かれている投稿
気になる髪型が複数ある場合は、一枚に絞らなくても大丈夫です。
「前髪はこの画像」
「横はこの画像」
「全体の雰囲気はこの動画」
というように、画像ごとに気に入っている部分を伝えることもできます。
ただし、画像のモデルと自分では、髪質や毛量、頭の形、現在の髪の長さが異なります。
また、画像の髪型には、パーマやカラーリング、整髪料を使ったセットが施されていることもあります。
画像とまったく同じ髪型にできるとは限りませんが、現在の髪の状態に合わせて、近づける方法を理容師と相談することができます。
どのような画像を用意すればよいのか、画像を見せるときに何を伝えればよいのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ|大学生・専門学生は新しい髪型を楽しもう
大学生・専門学生になると、高校までの校則から解放され、選べる髪型の幅が大きく広がります。
これまで坊主だった人は、まず髪を伸ばしながら、友達やスポーツ選手、スマホの画像などを参考に、どのような髪型があるのかを知ることから始めてみましょう。
ツーブロックやパーマ、カラーリングなど、今までできなかった髪型に挑戦するのもよいと思います。
髪型の名前や詳しい頼み方が分からなくても大丈夫です。
「初めてなので、相談しながら決めたいです」
と伝えたり、気になる髪型の画像や動画を見せたりしながら、理容師と一緒に決めることができます。
ただし、大学や専門学校でも、学科や実習、アルバイト、就職活動などによって、髪型や髪色に配慮が必要な場合があります。
新しい髪型に挑戦する前に、今後の予定も確認しておくと安心です。
また、学生料金を利用するときは、学生証を忘れずに持参しましょう。
新しい環境、新しい髪型、新しい自分。
自分に合った髪型を見つけて、大学生活や専門学校での生活を楽しんでください。







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