カラーリング(毛染め)<おしゃれ染め・白髪染め・ブリーチ>

カラー

髪を染めてみたいけれど、

「床屋さんでもカラーリングできるの?」
「どんな色にするか、どうやって伝えればいい?」
「白髪染めとオシャレ染めは何が違うの?」

など、分からないことも多いと思います。

カラーリングには、オシャレ染め・白髪染め・ブリーチなど、いくつかの種類があります。

また、希望する髪色や現在の髪の状態によって、使う薬剤や施術方法が変わることもあります。

この記事では、カラーリングの種類や違い、床屋さんでカラーリングをお願いするときに知っておきたいことについて、理容師の立場から解説します。

初めてカラーリングをする人も、どのように頼めばいいのか分からない人も、床屋さんに相談するときの参考にしてください。

オシャレ染め・ファッションカラー

おしゃれ染めは「ファッションカラー」とも呼ばれ、黒髪(地毛)を明るくしたり、髪の色を変えたりするときに使います。

カラー剤には、髪の色を明るくする働きと、髪に色を入れる働きがあります。

「少しだけ明るくしたい」
「茶色っぽくしたい」
「赤みのある色にしたい」

など、希望する明るさや色によって使うカラー剤が変わります。

また、同じ「茶色」でも、明るさや色味にはたくさんの種類があります。

床屋さんでカラーリングをお願いするときは、

「今より少し明るくしたい」
「このくらいの茶色にしたい」

など、希望する髪色を伝えてください。

スマホなどで希望する髪色の画像を見せるのも、イメージを伝える方法の一つです。

ただし、床屋さんによって取り扱っているカラー剤や色の種類は異なります。

特に希望する髪色が決まっている場合は、その色にできるか、あらかじめ床屋さんに確認しておくと安心です。

なお、現在の髪色や過去のカラーリング、髪の状態などによっては、希望する色にならないこともあります。

まずは、どのような髪色にしたいのか床屋さんに相談してみてください。

白髪染め・グレイカラー

白髪染め・グレイカラー

白髪染めは「グレイカラー」とも呼ばれ、白髪を染めることを目的としたカラーリングです。

黒や茶色などの色があり、白髪を目立たなくすることができます。

白髪染めというと「白髪を真っ黒にする」というイメージがあるかもしれませんが、必ずしも黒くする必要はありません。

「自然な黒にしたい」
「真っ黒にはしたくない」
「少し茶色っぽくしたい」

など、希望する髪色を床屋さんに伝えてください。

また、

「白髪をしっかり染めたい」
「白髪が少し目立たなくなればいい」

など、白髪をどのくらい染めたいのかによっても仕上がりは変わります。

分からない場合は、無理に色を決めなくても大丈夫です。

「白髪が気になっているけれど、どのくらいの色にしたらいいか分からない」

と、そのまま床屋さんに相談してください。

なお、白髪染めで暗く染めた髪を、あとから明るくするのは簡単ではありません。

今後、髪色を明るくしたいと考えている場合は、白髪染めをする前に床屋さんへ伝えておきましょう。

ブリーチ・脱色

ブリーチとは、髪の色素を抜いて髪色を明るくすることです。

おしゃれ染めのように髪に色を入れることが目的ではなく、髪の色を抜くことを目的としています。

髪をかなり明るくしたい場合や、そのままでは出しにくい髪色にしたい場合などにブリーチをすることがあります。

また、ブリーチをしたあとにカラーリングをして、希望する髪色に近づける方法もあります。

ただし、すべての床屋さんでブリーチをしているわけではありません。

カラーリングは行っていても、白髪染めやおしゃれ染めのみで、ブリーチは行っていない床屋さんもあります。

ブリーチをしたい場合や、ブリーチが必要になりそうな明るい髪色にしたい場合は、施術できるかどうか、あらかじめ床屋さんに確認してください。

アレルギー・アナフィラキシーショック

ヘアカラーは、ドラッグストアやホームセンターなどでも販売されています。

いつでも購入でき、自宅でもカラーリングができるため、とても身近なものになっています。

しかし、手軽に購入できるからといって、何も気にせず使用してよいものではありません。

ヘアカラー剤は、薬剤の働きによって髪の色を変えるものです。

使用方法や注意事項を守り、正しく使用する必要があります。

特に気をつけてほしいのが、

「いつもカラーリングしているから大丈夫」
「今まで一度もかぶれたことがないから大丈夫」

と思ってしまうことです。

今まで何度も問題なくカラーリングをしていた人でも、繰り返し使用するうちにアレルギーを起こすようになることがあります。

「今まで大丈夫だった」は、「今回も大丈夫」という意味ではありません。

今まで大丈夫だったのに、突然かぶれることがあります

以前、私のお店に白髪染めを希望するお客様が来店されました。

その方は、いつも通っている床屋さんで、いつものように白髪染めをしていました。

ところが、あるとき白髪染めをしたあとに頭皮が荒れてしまい、それ以降、その床屋さんから白髪染めを断られたそうです。

そのお客様は、

「いつもの床屋がヘタだったから頭皮が荒れた。ここで白髪染めをしてほしい」

とおっしゃっていました。

しかし、今まで何度も問題なく白髪染めをしていた人でも、アレルギー反応を起こすことがあります。

「いつもの床屋さん」
「いつもの白髪染め」
「今まで一度も問題がなかった」

それでも、アレルギー反応が起こることがあります。

酸化染毛剤によるアレルギーを起こした場合、その後は酸化染毛剤を使用することができません。

私のお店で同じように白髪染めをすれば、再びアレルギー反応を起こし、症状がさらに強くなる可能性があります。

そのため、何度お願いされても白髪染めをお断りしました。

床屋さんからカラーリングを断られることがあります。

それは「やりたくないから」ではなく、お客様の安全を考えてお断りしている場合があります。

パッチテストは毎回行います

ヘアカラーによるアレルギー反応を確認するために行うのが、皮膚アレルギー試験(パッチテスト)です。

パッチテストが必要なヘアカラー剤を使用するときは、初めてカラーリングをする人だけでなく、今まで何度もカラーリングをしている人も、使用するたびに毎回行う必要があります。

「前回は大丈夫だったから、今回は必要ない」

とは考えないでください。

「ジアミンフリー」「ヘナ」なども、すべての人にアレルギーが起こらないという意味ではありません。

パッチテストの方法については、日本ヘアカラー工業会の「皮膚アレルギー試験(パッチテスト)について」で詳しく紹介されています。

日本ヘアカラー工業会「皮膚アレルギー試験(パッチテスト)について」

体調が悪いときはカラーリングを避ける

体調によっては、カラーリングを避けたほうがよい場合があります。

染毛剤の使用上の注意では、体調不良の症状が続いている場合のほか、病後の回復期、生理時、妊娠中なども使用を避けるよう記載されています。

体調がすぐれないときは、無理にカラーリングをせず、体調が戻ってからにしましょう。

また、過去にヘアカラーでかぶれたり、染毛中や染毛後に異常を感じたりしたことがある場合は、そのことを必ず床屋さんに伝えてください。

ヘアカラーによるアレルギー反応は、皮膚のかゆみや赤みなどだけではなく、重い症状につながることもあります。

毛染めによる皮膚障害については、厚生労働省でも注意喚起されています。

厚生労働省「毛染めによる皮膚障害」

身近なヘアカラーだからこそ、

「いつもやっているから大丈夫」と思わず、毎回安全を確認することが大切です。

まとめ | カラーリングをする前に床屋さんに相談してください

カラーリングには、おしゃれ染め・白髪染め・ブリーチなどがあります。

希望する髪色や現在の髪の状態によって、使用するカラー剤や施術方法は変わります。

「どのカラーリングを選べばいいのか分からない」
「この髪色にできるのか知りたい」
「白髪を染めたいけれど、どのくらいの色がいいのか分からない」

という場合は、無理に自分で決めなくても大丈夫です。

どのような髪色にしたいのか、困っていることや分からないことを、そのまま床屋さんに伝えてください。

また、カラーリングは身近なものですが、アレルギーや皮膚トラブルが起こることもあります。

今まで何度もカラーリングをして問題がなかった場合でも、「今回も大丈夫」とは限りません。

過去にカラーリングでかぶれたり、異常を感じたりしたことがある場合は、必ず床屋さんに伝えてください。

希望する髪色だけでなく、安全にカラーリングできるかどうかも含めて、床屋さんに相談してください。

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