「ホットパーマって、どんなパーマ?」
あまり聞きなじみのない言葉かもしれません。
パーマは、薬液などを使って髪にカールやウェーブをつけたり、髪の流れを変えたりする施術です。
パーマにはさまざまな種類がありますが、大きく分けると**熱を使わない「コールドパーマ」と、熱を使う「ホットパーマ」**があります。
ホットパーマは、アイロンなどの熱を使って髪に形をつけるパーマです。
アイロンパーマ・パンチパーマ・アイパー・縮毛矯正なども、熱を使って施術します。
また、パーマは髪型そのものを完成させるものではなく、普段のセットをしやすくするために使うこともあります。
この記事では、ホットパーマの特徴や施術の流れ、パーマ当日の注意点、熱を使ったパーマの種類について、理容師目線で分かりやすく解説します。
ホットパーマ
ホットパーマは、アイロンなどの熱を使って髪に形をつけるパーマです。
コールドパーマは、髪が濡れているときにカールやウェーブが出やすくなります。
一方、ホットパーマは、髪が乾いた状態でカールやウェーブ、髪の流れなどが出やすくなるのが特徴です。
そのため、髪が濡れていると、カールやウェーブが弱く見えることがあります。
また、縮毛矯正の場合は、濡れているとストレートの仕上がりが分かりにくくなります。
ホットパーマでは、基本的に最初にカットをします。
希望する仕上がりを考えながら髪の長さや形を整え、そのあとに薬液とアイロンを使って施術します。
基本的にはパーマをかけたあとにカットはしませんが、縮毛矯正など、施術内容によっては最後にカットすることもあります。
パーマをかける範囲には、部分的にかける方法や、広い範囲にかける方法があります。
パーマをかける範囲や施術内容によって、料金や所要時間は変わります。
どこに、どのようなパーマをかけたいのか分からない場合は、希望する髪型を床屋さんに見せて相談してください。
パーマ作業の手順
ホットパーマは、使用する薬液やアイロン、パーマの種類によって施術方法が異なります。
ここでは、床屋さんでホットパーマをかけるときの大まかな流れを紹介します。
- カット
- ドライ(髪を乾かす)
- パーマ作業
- 水洗(すすぐ)
- シェービング(顔そり)
- ドライ&セット
お店や施術内容によって順番や作業内容が異なる場合があります。
それぞれの工程について、順番に解説します。
カット
ホットパーマでは、パーマをかけたあとのカールやウェーブ、髪の流れを考えながらカットします。
カールやウェーブをつける場合は、髪の長さや希望するカールの大きさに合わせて、使用するアイロンの太さを決めます。
アイロンの太さによって、できるカールの大きさが変わります。
一方、アイパーなどの髪に流れをつける施術では、髪をアイロンに巻きつけるのではなく、髪を曲げて流れをつくります。
そのため、希望する方向へ髪を流せるだけの長さが必要です。
ドライ
カットした髪を払い落とし、濡れている髪をドライヤーで乾かします。
髪を乾かした状態にしてから、パーマ作業に入ります。
パーマ作業
使用する薬液やアイロン、放置する時間などは、髪の状態やパーマの種類によって異なります。
大まかな流れは次のとおりです。
- 1液を塗布する
- 一定時間放置する
- 1液を水ですすぐ
- 髪を乾かす
- アイロン用の保護オイルをつける
- アイロンで施術する
- 2液を塗布する
- 一定時間放置する
- 2液を水ですすぐ
まず、髪に1液を塗布してビニールキャップをかぶせ、一定時間放置します。
薬液や髪の状態などによって、常温で放置する場合と、遠赤外線促進器などを使って温める場合があります。

遠赤外線促進器は、頭のまわりを機械が回りながら髪を温めるものなど、さまざまな種類があります。
放置時間が終わったら、シャワーで髪をすすいで1液を落とします。
そのあと、アイロンを使うために髪をドライヤーでしっかり乾かします。
必要に応じて、アイロンの熱から髪を保護するためのオイルなどをつけます。
髪が乾いたら、希望する仕上がりに合わせて平アイロン・丸アイロン・六角アイロンなどを使って施術します。
アイロンで形をつけたあとに2液を塗布し、一定時間放置します。
最後に2液をシャワーですすいで、パーマ作業は終了です。
水洗(すすぎ)
水洗(すすぎ)
パーマ作業が終わったら、シャワーで髪をすすぎます。
このときは、普段のシャンプーのようにゴシゴシと洗うことはしません。
必要に応じてシャンプーを使う場合もありますが、残った薬液を洗い流す程度にやさしく洗います。
施術直後の髪や頭皮への負担を抑えるため、強くこすらずにやさしく洗います。
シェービング・ドライ&セット
パーマ作業が終わったら、シェービング(顔そり)をします。
そのあと、ドライヤーで髪を乾かしてセットし、仕上げます。
パーマ当日の注意
ホットパーマをかけた日は、髪が濡れたままにならないように気をつけましょう。
お風呂や洗顔などで髪が濡れることがあります。
髪が濡れた場合は、そのまま自然乾燥にせず、ドライヤーでしっかり乾かしてください。
ホットパーマは、髪が乾いた状態でカールやウェーブ、髪の流れなどが出やすくなるのが特徴です。
濡れたままや生乾きの状態で寝ると、枕や寝具に髪が押しつけられて、きれいなカールやウェーブ、髪の流れが出にくくなることがあります。
パーマをかけた日の夜は、**「髪が濡れたら、しっかり乾かす」**ことを思い出してください。
パーマをかけたあとの髪の扱いについてお店から説明があった場合は、その内容に沿ってください。
アイロンパーマ
アイロンパーマとは、熱したアイロンを使って髪にカールやウェーブ、髪の流れなどをつけるパーマの総称です。
使用するアイロンには、平アイロン・丸アイロン・6角アイロン・縮毛矯正アイロンなどがあります。
アイロンの形や太さによって、髪につけられるカールやウェーブ、髪の流れなどが変わります。
平アイロンは、髪を曲げて流れをつけるアイパーなどに使います。
丸アイロンや6角アイロンは、髪を巻いてカールをつけるパンチパーマなどに使います。
縮毛矯正アイロンは、髪を挟んで熱を加えながら、くせ毛などをまっすぐに伸ばす縮毛矯正に使います。
このあと、それぞれのパーマについて詳しく紹介します。
パンチパーマ
パンチパーマというと、任侠映画などで見かける、細かく巻かれた髪型を思い浮かべる人もいるかもしれません。
パンチパーマは、細いアイロンを使って髪に細かなカールをつけるアイロンパーマの一つです。
アイロンの太さや髪の長さなどによって、カールの大きさや仕上がりが変わります。
昔ながらの細かなパンチパーマだけでなく、短く刈り上げた髪と組み合わせることもできます。
その一つが「濡れパン」です。
濡れパンは、サイドや後ろを短く刈り上げ、トップにアイロンパーマをかけて、整髪料でツヤのある質感に仕上げるスタイルです。
スキンフェードと組み合わせたり、クロップスタイルにアイロンパーマを取り入れたりすることもあります。
こちらの記事「スキンフェード」に詳しく記載されています。
こちらの記事「クロップスタイル」に詳しく記載されています。
パンチパーマといっても仕上がりは一つではないので、希望する髪型の画像などを床屋さんに見せて相談してください。
アイパー
「アイパー」という名前は、あまり聞きなじみがないかもしれません。
アイパーは、平アイロンを使って髪を曲げ、髪の流れをつくるアイロンパーマの一つです。
パンチパーマのように髪をアイロンに巻きつけて、カールやウェーブをつくるパーマではありません。
平アイロンで髪を挟んで曲げることで、直毛でもサイドバックやオールバックなど、希望する方向へ髪を流しやすくします。
そのため、髪を流したい方向や希望する髪型によって、必要な髪の長さも変わります。
「アイパーをかけたい」と伝えるだけでなく、希望する髪型の画像を床屋さんに見せて相談すると、仕上がりのイメージを伝えやすくなります。
縮毛矯正
縮毛矯正は、薬液とアイロンの熱を使って、くせ毛などをまっすぐに伸ばす施術です。
ストレートパーマと縮毛矯正は、どちらも髪をまっすぐにするために行いますが、施術方法が異なります。
ストレートパーマは主に薬液を使って髪をまっすぐにします。
一方、縮毛矯正では薬液を使用したあと、縮毛矯正アイロンで髪を挟み、熱を加えながらまっすぐに伸ばします。

そのため、縮毛矯正も熱を使うホットパーマの一つです。
くせの強さや髪の状態によって施術方法や仕上がりは異なるので、縮毛矯正をしたい場合は床屋さんに髪の状態を見てもらいながら相談してください。

まとめ|ホットパーマは仕上がりを床屋さんに相談しよう
ホットパーマは、アイロンなどの熱を使って髪にカールやウェーブをつけたり、髪の流れを変えたりするパーマです。
アイロンパーマ・パンチパーマ・アイパー・縮毛矯正などがあり、使用するアイロンや施術方法によって仕上がりが変わります。
また、ホットパーマは髪が乾いた状態でカールやウェーブ、髪の流れなどが出やすくなるのが特徴です。
パーマをかけた日に髪が濡れた場合は、そのままにせず、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。
「どのパーマを選べばいいか分からない」
「この髪型にするには、どんなパーマが必要?」
そんなときは、パーマの名前を自分で決めなくても大丈夫です。
希望する髪型の画像を床屋さんに見せて、どのようなパーマが必要なのか相談してください。
この記事が、床屋さんでホットパーマを頼むときの参考になれば嬉しいです。



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