2作目!
前作がとても良かったので今回も楽しみだった。
音楽満載の映画!
映画というより、もはやコンサート!
もう素晴らしいのなんのって!
いろんな人の歌声が聞けるなんて本当に幸せだ。
音楽を体感できる映画。
素晴らしい音響で聞ける幸せ。
あらすじ
バスター・ムーン(コアラ)が経営する劇場「ニュー・ムーン・シアター」は、前作の出来事もあり連日満席となり、活気に満ちあふれていた。
だがバスターには、世界的に有名で、華やかできらびやかなエンターテイメントの聖地であるレッド・ショア・シティにあるクリスタル・タワー・シアターで新たなショーを披露するという大きな夢があった。
夢を達成するため、劇団員のロジータ(女性ブタ)、アッシュ(ヤマアラシ)、ジョニー(ゴリラ)、ミーナ(ゾウ)、グンター(男性ブタ)と、彼らの元から一旦離れてソロで音楽活動をしていたアッシュを連れてレッド・ショア・シティの興行会社「クリスタル・エンターテイメント」に訪れ、経営者であるジミー・クリスタル(ホッキョクオオカミ)のオーディションに飛び込みで参加したが、あえなく落選。
そこで、グンターはジミーの気を引くため、隠遁している伝説のロック歌手クレイ・キャロウェイ(ライオン)を出演させるという、突発的なアイデアを提案した
映画というよりコンサート
音楽をふんだんに使った映画。
映画というより「コンサート」に近いと思う。
フル音響&巨大スクリーンで見ると、まさにコンサート。
いろんな人の歌が聞ける「フジテレビ:FNS歌謡祭」みたい。
できれば良い席で鑑賞してほしい。
何も考えずに、サラッと見られるのが良い。
見終わった後は「あー、楽しかった!」となれる映画だと思う。
前作を見ていなくても楽しめると思う。
ショーができるまで
この映画をひと言でいうと「ショーができるまで」の流れを描いた作品。
1つのショーを完成・披露するために、ものすごい多くの人が関わっているのだと初めて知った。
表舞台に立つ演者だけが関係者ではない。
関係者の8~9割はスタッフ、表に出ることのない裏方さんだ。
こんなにもたくさんの「裏方の仕事」があるなんて知らなかった、驚いた。
登場人物
登場人物をいろんな動物で表現しているのがおもしろい。
支配人のコアラが言う「ようこそ!全ての生き物のみなさん!」が印象的。
ニュー・ムーン・シアターの劇団員たち
[名前:動物(性別):声優:人物像]の順で記載
バスター・ムーン | コアラ(男性) | 内村光良 | 劇場の支配人 | 楽観的 |
アッシュ | ハリネズミ(女性) | 長澤まさみ | パンクロッカー | 明るく元気な10代の少女、ギター片手に情熱的に歌う |
ジョニー | ゴリラ(男性) | 大橋卓弥(スキマスイッチ) | ピアノを弾きながら熱く歌う | 10代の少年、大きな体なのに気弱、とても声が優しい、父親(ギャング)の仕事を仕方なく手伝っていたが現在は足を洗い歌手として活躍してる |
ロジータ | ブタ(女性) | 坂本真綾 | シンガー | 25匹の子を持つお母さん、歌がとても上手い |
グンター | ブタ(男性) | 斎藤司(トレンディエンジェル) | シンガー | ロジータとペアで演技する、楽観的で空気を読まないあたりが愛おしい、何気に歌が上手い |
ミーナ | ゾウ(女性) | MISIA | シンガー | 情熱的な歌声の持ち主、10代の少女、とても気弱で臆病、極度のあがり症だがなんとか克服、とても優しい声そして声が小さい |
ニュー・ムーン・シアターの劇場の関係者たち
ミス・クローリー | カメレオン(女性) | 田中真弓 | 劇場の事務員&支配人の右腕的存在 | 右目に義眼をつけている200歳の老婆、今回の映画では至るところでチョイ出演をしている、かなりおいしいポジション |
ナナ・ヌードルマン | ヒツジ(女性) | 大地真央 | 過去に大活躍した歌手で大富豪の老婆 | 夢を追いかける支配人コアラの応援をしている |
ノーマン | ブタ(男性) | 奈良徹 | ロジータの夫 | 妻の活躍を応援している |
クリスタル・エンターテイメントの関係者たち
ジミー・クリスタル | ホッキョクオオカミ(男性) | 大塚明夫 | クリスタル・エンターテイメントの経営者 | 冷徹なメディア界の大物、娘を溺愛しているが自分が注目されないと癇癪を起す厄介な粗暴者 |
ポーシャ・クリスタル | ホッキョクオオカミ(女性) | アイナ・ジ・エンド | ジミーの娘 | かなり甘やかされて育ったので突発的な行動が多く周囲を振り回すが本人は気に留めていない、ギャル気質だが情に厚いところがあり憎めなくて愛らしい |
スーキー | イヌ(女性) | 井上麻里菜 | 経営者ジミーのアシスタント | タレントスカウトをしている |
ジェリー | ネコ(男性) | 山下大輝 | 経営者ジミーの助手 | ジミーの指示に忠実に従う |
その他の人物
ダリウス | ヤク(男性) | 木村昴 | ゾウのミーナとデュエットする | 自己中でチャラい男性、たびたびミーナの名前を間違える、実際にこういう男性いるよねと思わせるキャラ、情熱的でロマンチックな歌を披露する |
ヌーシー | オオヤマネコ(女性) | akane(バブリーダンスの振付師) | 女性ストリートダンサー | ダンスを学ぶゴリラのジョニーの師匠として心身ともに支える |
クラウス・キッケンクローバー | テングザル(男性) | 山寺宏一 | ダンスインストラクター | 言い方などなんか鼻につくキャラ |
クレイ・キャロウェイ | ライオン(男性) | 稲葉浩志(B’z) | 伝説のロックスター | 妻のルビーに先立たれて意気消沈、誰も寄せ付けずに15年も引きこもっている |
アルフォンゾ | アフリカゾウ(男性) | ジェシー(SixTONES) | キッチンカーでアイスクリームを販売 | ミーナの初恋の相手 |
リンダ | ウマ(女性) | 林原めぐみ | テレビ局のスタッフ | テレビのトークショーで司会を務めている |
スタン | ゴリラ(男性) | 最上嗣生 | ジョニー父のギャング団の一員 | 犯行時は白ウサギの仮面をかぶる |
歌
プロのミュージシャンが歌うシーンがある。
良い音響で、迫力ある歌声が体に響く、これはとても贅沢だ。
CDやテレビで聞くと、すごくもったいない。
音や声をの良さを最大限に引き出すには、やはり「音響設備」と「環境」が必要だと痛感した。
とくにMISIAの歌、これは本当に素晴らしかった。
MISIAの曲は、テレビドラマや音楽番組で聞くことは多々あるが、良さが抑えられてると思う、もったいない。
音の広がり方とか、声の透明感とか、これは音響に左右される。
音にこだわるマニアの中には、電圧や電気の流れ方で音が変わるので「自前の電柱」を持つ人もいる。
それほど、音は敏感で繊細なものなのだと実感した。
アニメーション
なめらかな動きのアニメーション。
まるで実写のよう、細やかな動きが素晴らしい。
些細な表情の変化、動物特有のモフモフ毛並み、爆走するスポーツカーの疾走感も自然で美しい。
笑いのツボ
今回は個人的に爆笑ポイントがいくつもあった。
特にミス・クローリー(カメレオンの老婆)が本当にオイシイ(笑)。
ミス・クローリーが何かするたびに、何か言うたびに、泣くほど笑った。
前作:SING/シング
ニュー・ムーン・シアターのメンバーの関係性を知ったうえで、このシング/ネクストステージを鑑賞するとより楽しめると思う。
SING/シング<あらすじ>
コアラのバスター・ムーンは、幼い頃に父に連れられてみたショーの舞台に魅せられ、宇宙飛行士の夢を捨てて劇場主となった。
しかしヒット作を打つことも満足に出来ず、前の公演の関係者への賃金の支払いも滞り、銀行からも返済を迫る連絡が入り続けるという有様で、かつての栄光は過去のものとなり、取り壊し寸前の状況にあった。
そんな中、バスターは劇場の再起を賭け「世界最高の歌のオーディション」の目玉として賞金1000ドルで歌のオーディションを行うことにする。
ところが、劇場事務員のミス・クローリー(イグアナ)の手違いにより、賞金「10万ドル」と記載されたポスターがバスターのチェックを経ずに街中へばらまかれてしまう。
極度のアガリ症のゾウ、ギャングの世界から足を洗い歌手を夢見るゴリラ、我が道を貫くパンクロックなヤマアラシなどなど、個性的なメンバーが人生を変えるチャンスをつかむため、5つの候補枠をめぐってオーディションに参加する。
SING/シング<音楽>
この映画の面白いところは、音楽の違い。
本家は英語、作中に流れる曲も英語の曲。
演じた声優さんが歌も吹き替えで歌っている、これは日本だけ。
他の国では歌のシーンは海外版そのままを上映している。
ときどき聞こえる日本の曲に耳を奪われる。
冒頭の「Golden Slumbers」には大感動した、ものすごく優雅でドラマチック。
息を飲むとはこのこと、ゾクゾクした。
最後に
私にとって音楽は必要不可欠な要素。
映画を見に行くというより、音楽を聴きに行くことがメインになりつつある。
どんな音も音楽の一部、聞こえる限りぜんぶが音楽だ。
歓声も溜め息も、足音も車の走行音も、どれも映画を彩る重要な音。
それがあるから、すべてが色鮮やかに輝く。
これからも音楽を体で感じるために映画館へ足しげく通い続ける。
人生をより豊かにするために。
Show must go on
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