映画「トップガン マーヴェリック IMAX (4回目)」を観た感想<ネタバレ注意>

映画鑑賞の感想文

何度かトップガンマーヴェリックを観ていて、ふと気付いた。

「ポスターに書いてある【IMAX】ってなんだろう?」

いろいろと検索して調べていると、この映像に出会った。

狭いコックピットに6台ものカメラがある?!どういうことだ???

ジェリー・ブラッカイマー(映画プロデューサー)「観客はコックピットにいるような体験をする」の言葉に、ものすごい興味が湧いた。

IMAXとは

約55年前にカナダの「マルチスクリーン社(現在はIMAXコーポレーション)」が開発した動画フィルムの規格及び映写システムのこと。

一般的なシネスコープ方式の映画館の横長・長方形スクリーン(2.35:1)では、画像の上下が切られた状態になっている。

IMAXフィルムのアスペクト比は1.43:1であり正方形に近い形になっている。

一般的なスクリーンとどのくらい違うのか、こちらのショートムービーで違いがわかる。

2022年9月現在、IMAXは3種類ある。

  • IMAXデジタルシアター
  • IMAXレーザー
  • IMAXレーザー/GTテクノロジー

IMAXデジタルシアター

映画を構成する「映像」「音響」「空間」「3D」「作品」という5つの要素をIMAX社の独自の最新テクノロジーで最高水準まで高めた次世代のプレミアムシアター、それが「IMAXデジタルシアター(福山エーガル8シネマズ)」。

IMAXデジタルシアターとは? | 福山エーガル8シネマズ IMAXデジタルシアター
中国地方初上陸のIMAXデジタルシアターとは? その特長に迫ります。

特徴は、シアター全体がIMAX使用にカスタマイズされていること。

2台の2Kデジタルプロジェクターを使うことで、従来の上映システムから1.6倍も明るく鮮明な映像を投影。

リアルタイムで映像調節をしたり、よりリアルで臨場感のある映像を映し出すことができる。

高品質デジタル映像と大迫力5CHサラウンドシステム、床から天井、左右の壁いっぱいに広がる大きなスクリーンによって、まるで映画の中にいるようなリアルな臨場感を体験できる。

<IMAXデジタルシアターのある映画館> ※2022年9月現在

TOHOシネマズ

109シネマズ

ユナイテッドシネマ

シネマサンシャイン

イオンシネマ

Tジョイ

HUMAXシネマズ

Furec

USシネマズ

IMAXレーザー

独創的な発想と優れたテクノロジーで映画鑑賞の可能性を広げてきたIMAX社から、革新的な4Kレーザー投影システムと最新の12CHサラウンドシステムを採用した「IMAXレーザー(109シネマズ)」が誕生。

IMAXレーザーとは? | 109CINEMAS IMAX

従来のIMAXデジタルシアターでは2K画質だったものが、4Kレーザー投影システムを採用したことでより鮮やかで明るく、コントラストの深い映像になった。

IMAXデジタルシアターで採用された5chサウンドシステムから12chへアップ。

サイドスピーカーとオーバーヘッドスピーカーを新たに設定したことで、これまでにないほどパワフルでより臨場感のあるサウンドを実現。

IMAXならではの大スクリーンに映し出される鮮明な映像とパワフルな高音質サウンドが生み出す、かつてない臨場感が客席を包み、映画の中へと導く。

<IMAXレーザーのある映画館> ※2022年9月現在

TOHOシネマズ

109シネマズ

ユナイテッドシネマ

シネマサンシャイン

イオンシネマ

IMAXレーザー/GTテクノロジー

日本で観られるIMAX上映設備としては最高峰となるのが「IMAXレーザー/GTテクノロジー(シネマサンシャイン)」。

IMAXとは? - IMAX

IMAX最大級のスクリーンサイズ(22.86m以上)に合わせ新開発されたシステム。

ビル6階建てに匹敵する高さ約18m、横幅は約26mという超巨大スクリーンは圧巻。

映写機は4Kツインレーザープロジェクターを使用し、本スクリーンのアスペクト比はIMAXフィルムと同じ1.43:1となっているため、IMAXフィルムで撮影されたシーンは本来のサイズで上映可能になったほか、従来よりも約40%広がった大迫力の映像を楽しめるようになり、これまでのスクリーンでは再現できなかった明るさ、コントラスト、色合いを実現。

まるで目の前に映画の世界が広がっているかのような体験が味わえる。

IMAXでは最高画質を誇り、音響設備は最大規模のIMAXシアター用に設計された分散型12チャンネル・オーディオシステムを使用、従来のIMAXサウンドシステムをさらにアップグレードした。

いま現在、IMAXレーザー/GTテクノロジーが見られるのは以下の2箇所のみ。

<IMAXレーザー/GTテクノロジーのある映画館> ※2022年9月現在

IMAX上映 いつまで?

HPや公式twitterで確認したところ、以下の予定。

※2022年10月1日現在

  • TOHOシネマズ → 日比谷・ららぽーと横浜 以外終了
  • 109シネマズ → 終了
  • ユナイテッドシネマ → としまえん 以外終了
  • シネマサンシャイン → 上映終了
  • イオンシネマ → 大高・市川妙典 以外終了
  • Tジョイ → 上映終了
  • HUMAXシネマズ → 上映終了
  • Furec → 未定
  • USシネマズ → 上映終了

IMAXでトップガンマーヴェリックを鑑賞する際は、各映画館の上映スケジュールを確認してください。

初体験!IMAX

映画を観にシネマサンシャイン土浦(茨城県)まで移動、なんだか冒険しているような気分だ。

ドキドキしながら館内を歩いていくと、ひときわ輝く青い文字が目に飛び込んでくる。

おおおおおお、違う世界へ来たような驚き、思わず足が止まる。

いつもの見慣れた座席表とは違う。

シアター内に足を踏み入れると、見たことのない大きさのスクリーンがドーンと待ち構えている。

座席に座り正面を見ると、自分の視界がスクリーンで埋まる。

こんなことは初めてだ。

映画が始まる前に、IMAXの映像と音響の素晴らしさを説明する映像が流れる。

この映像が衝撃的だった。

一見わかりにくいが、スクリーンが大きく湾曲している。

この湾曲が生み出す「立体的な映像」の凄さ。

今まで体験したことのない凄まじい没入感が得られる。

VRに近い視覚。

今座っているこの座席、視界のほぼ全てをスクリーンが埋め尽くす、我ながら素晴らしいチョイスだ(自画自賛)。

大迫力がもたらす没入感

まるで「肉眼」で見ているかのようだった。

マーヴェリック(トム・クルーズ)がドアップで映し出されるシーンでは、自分の目の前で、近距離で対面しているように思える。

出演者として、制作スタッフとして「滑走路や格納庫などのあらゆるシーンに立ち会っている」ような感覚だ。

ケイン少将(エド・ハリス)の頭上を爆速で飛ぶダークスター、まるで自分の頭上をダークスターが飛び去るような感覚。

もう、凄いとしか言いようがない。

うーん、うまく表現できない、当てはまる言葉が見つからない、語彙力を失うほどの圧倒的凄さ。

ものすごい没入感、映画の世界に入り込む、というか、入っている。

IMAXカメラの映像

F-18戦闘機に乗るパイロットたち。

この戦闘機のコックピットには【IMAXカメラ】が6台も設置されており、この特殊カメラによって大迫力の映像が撮れている。

まず、戦闘機内のコックピット、その背後の風景が素晴らしくキレイ。

細部までハッキリと見える。

空気の動きもよく分かる。

戦闘機が飛行するときに発生するベイパーコーン(空気の渦)もハッキリと鮮明に見える。

風の流れも分かる(見える)、とにかく鮮明としか言いようがない。

パイロットたちのヘルメットについている、目を守るアイシールド。

そこに映される風景も鮮明。

山の地形、生い茂る木々、岩肌や砂までも鮮明に映る。

単座がF/A-18E(マーヴェリック、ルースター、ハングマン、コヨーテ)、複座型がF/A-18F(フェニックス&ボブ、ペイバック&ファンボーイなど)。

複座機では後方レーダー員の表情はもちろん、背後の風景も鮮明。

パイロットの表情、感情、Gによる顔の歪み、Gの苦しみ、細部まで鮮明に映っている。

空中戦(ドッグファイト)では、迫力がありすぎて何が起きてるのか、、、目まぐるしく繰り広げられる激しい戦闘に呼吸を忘れてしまう。

あらゆるシーンで使われているIMAXカメラ映像によって、より臨場感のある映像が「目の前」で繰り広げられるように感じる。

音について

音に関して。

時計の秒針の音もハッキリと鮮明に聞こえる。

建物の外を飛ぶ戦闘機が鮮明なので、音の反響具合・響き方から、建物からどのくらいの距離が離れていての飛行なのかが分かる。

床を、椅子を、壁を、天井を揺らす音の迫力、圧倒される。

その場に立っているような聴覚的な感覚。

「どこ」に、「なに」が、どんな「状態」で、「いる(ある)」のか、ハッキリと分かる。

音の方向、物質が持つ性質の音、全てがありありと分かる。

なにが驚いたって、オープニング。

ジワジワと始まるトップガンマーヴェリックの、空母の飛行甲板で、飛び立つ準備をしている戦闘機のシーン。

からの、オープニングテーマ曲。

音響が優秀すぎて、戦闘機の爆音が響き渡って、テーマ曲が聞こえない(笑)

爆音 >>>>> デンジャーゾーン

点火したエンジンの爆音がスクリーン全体を揺らす。

凄すぎる……。

BGMも迫力を増しているので、観客の感情を激しく揺さぶる。

不安と緊張感を高め、息が詰まるような心理を作り出す。

さすがだ、本当に素晴らしい。

音の広がり方と反響の仕方で、その場の空間が音として見えてくる。

BARの広さ、格納庫の広さ、コックピットの狭さ、上官の部屋の冷たさ。

鼓膜をビリビリと刺激する音。

大地を揺らすほどの音圧。

立体的な音の迫力。

消えそうな溜め息から、戦闘機の爆音まで、鮮やかに聞こえる。

ヘルメット内のこもる声、部屋中に響く仲間同士のケンカ、消えそうな弱音、優しく友を励ます力強いかすれ声、どれもハッキリと聞こえる。

体感できる音。

CD / オリジナル・サウンドトラック / トップガン マーヴェリック オリジナル・サウンドトラック (解説歌詞対訳付) (通常盤) / UICS-1391

気付いたところ 1

今回の鑑賞で気付いたところが2つ。

まず1つ目。

マーヴェリックを助けに来たルースター。

パラシュートを片付けているルースターに駆け寄るマーヴェリック。

雪が積もる寂しげな森の中で、2人だけのシーン。

2人とも、息が白くない。

あれだけ息づかいが荒いのに、視覚的な呼吸の色を全く見せていない。

寒い場所で演技をする時は、吐く息の白さを出さないために「氷」を口に入れて口内を冷やす。

そうすると冷えきった口内から出る呼吸には、色は付かない。

素晴らしい。

雪が降り積る土地なのに寒さを感じさせない、むしろ熱さを感じる、素晴らしい。

こういった見えない工夫と努力にときめく。

素晴らしい。

気付いたところ 2

2つ目は呼び名について。

マーヴェリックがルースターを呼ぶ時の呼び名。

ルースターがマーヴェリックを呼ぶ時の呼び名。

少しずつ変化している。

ピート “マーヴェリック” ミッチェル (トム・クルーズ)

ブラッドリー “ルースター” ブラッドショー (マイルズ・テラー)

初めは「ブラッドリー」と呼んでも振り返らず、呼び名を変えて「ルースター」と呼ぶも振り返らず、「ブラッドショー」と呼ぶと振り向く。

それからは一貫して「ルースター」呼び。

初めは「おじさん」と呼んで突っかかり、以後はコールサインの「マーヴェリック」もしくは「マーヴ」、帰還してからは「ミッチェル大佐」と変わる、ここが胸熱ポイント。

ルースターがマーヴェリックを受け入れた証拠だ。

うん、激アツ、胸アツ。

前作トップガンでも、呼び名で人間関係の深さを知ることができる。

前作トップガンで、ロッカールームのシーン、グースを亡くして落ち込むマーヴェリックを励まそうと声をかけるアイスマン。

マーヴェリックの背後から、少し躊躇ためらいながら声をかけるアイスマン。

その時の呼び名が「ミッチェル」だった。

アマプラの日本語翻訳では「ピート」になっているが、私としては「ミッチェル」の方がしっくり来る。うん。

やっぱり泣く

やっぱり、オープニングで泣いてしまう。

あと、マーヴェリックとアイスマンのシーンは、何回見ても泣く。

優しくて熱い友情。

最後に

不安な事が1つ。

今後は映画を観ることを躊躇ちゅうちょしてしまうだろう。

この「音」と「映像」を知ってしまったからだ。

コレじゃないと満足できない体になってしまった。。。

なぜ地元に無いんだ、IMAXシアター!

招致しょうちしてくれ、栃木県!

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