スリックバック。
アメリカやヨーロッパでよく見られ、柔らかい毛質の欧米人に合う髪型です。
立ちやすい硬い毛質のアジア人、スリックバックをやるにはコツが必要です。
スリックバックについて解説します。
読みと意味
スリックは「なめらかな」という意味。
前髪とトップを後ろに流した髪型を指します。
スリックバックのほかに、スイープバック、オールバックがあります。
スリックバックが知名度・認知度が高いです。
slicked back hair | スリックバック | 後ろになでつけた髪 | |
swept back hair | スイープバック | 後ろに流した髪 | |
all back hair | オールバック | 分け目をつけずに後ろに流す髪 | 和製英語 |
オールバックは和製英語、日本以外では通じません。
どんな髪型?
サイド(横)を短い刈り上げのグラデーション(フェード)、トップ(上)は長めで後ろに流します。
「スリックバック → オールバックフェード」とも言います。
下記はTikTok「スリックバック、髪型」の検索表示です。
参考画像
参考になるサイトを貼ります。
スリックバック+アンダーカット
海外セレブの髪型
オールバックフェード
slick back hair
カットの仕方
こちらの方の動画、参考になります。
ブロッキングの仕方、トップの長さ、スリックバックのかたちです。
両サイドと後ろは長めにカット → ここを短いフェードもしくはスキンフェードにした髪形をスリックバックといいます。
刈り上げ部分
横の刈り上げは「肌が白くなるくらいの短さ」が多いです。
刈り上げの長さはこちら。
刈り上げ
刈り上げとは、髪の生え際から上の髪に向けてグラデーションで短くするカットのことです。
スキンフェード
0mmから始まる刈り上げをスキンフェードと言います。
- 生え際が0mmなのがスキンフェード
- 生え際に少しでも髪があればフェードカット(刈り上げ)
トップの長さ
こちらの方の動画、ブロッキングの仕方など、とてもわかりやすいです。
この動画では、両サイドと後ろは刈り上げではなく、長めのグラデーションにカットしています。
必要なアイテム
スリックバックをするにあたって必要なアイテムがいくつかあります。
整髪料、コーム、あればドライヤー。
順を追って説明します。
整髪料
スリックバックは、手ぐしのような毛束感とツヤが特徴。
ツヤを出すためには水溶性の整髪料がオススメ。
ジェルワックス、もしくはグリースがセットしやすいです。
グリース
私が愛用しているのは、ギャッツビーのグリース。
フリーズロック(赤いグリース)
スライムのようなトロッとしたゲル状、手に取りやすい。
人差し指ですくい、手のひらで伸ばし、髪に塗布する。
速乾性なので、手早くセットするのがコツ。
時間経過とともに粘りが強く出るのが特徴。
髪型が崩れないように、より強力にセットしたい場合は、髪にドライヤー弱風を当てると良い。
水溶性なので手直ししやすく落としやすい。
手直しは、水をつけると再調整できる。
アッパータイト(青いグリース)
赤グリースよりも硬め、固体に近い。
人差し指ですくい、手のひらで伸ばし、髪に塗布する。
赤グリースのような粘りは出ないのでセットしやすい。
水溶性なので手直ししやすく落としやすい。
手直しは、水をつけると再調整できる。
ヘアジャム
初代ヘアジャムは2013年、リニューアルして2017年に今の形になったヘアジャム。
グロースよりも液体、とろみのついた液体の整髪料。
エッジニュアンス
黒の容器のエッジニュアンス。
とろみのついた液体なので使いやすい。
一度に大量につけるのではなく、100円サイズを複数回つけるのがセットのコツ。
使用感はワックスに近い。
水分が飛んでも粘りは出ない。
水溶性なのでシャワーで落ちる、雨や汗に要注意。
タイトニュアンス
青の容器のタイトニュアンス。
とろみのついた液体なので使いやすい。
一度に大量につけるのではなく、100円サイズを複数回つけるのがセットのコツ。
使用感は青グリースに近い。
水分が飛んでも粘りは出ない。
水溶性なのでシャワーで落ちる、雨や汗に要注意。
ジェルワックス
私の地元ではジェルワックスはあまり見かけません。
グリースやジェルが多く出回っています。
どうにか見つけたジェルワックスはこちら。
ジェルワックスの赤「デザインハードジェリー:ナチュラル」を購入。
ジェルとグリースの中間、ジェルの中にゲル状のツブツブしたものが入っている感じ。
使用感は、上記のグリースに近い。
ゆっくりと固まるらしい。
赤は自然なツヤ、青は赤よりツヤが出るらしい。
香りは微香、あまり香らない。
コーム(ダイソー)
トップを後ろに流すスタイリング、セットする際はコームがあると便利です。
ダイソーオンラインにてコーム3種類を発見。
コーム₍ウェーブ₎
コームの目が粗いので、手ぐしのような仕上がりになります。
パーマコーム
パーマ用と書いてあるが気にせずに。
上記の「コーム₍ウェーブ₎」よりも目が少し細かいです。
左右で目の粗さが違うコーム
3種類の中で一番目が細かいコーム。
手ぐしのような仕上がり感は無いです。
セット方法
TikTokにて、こちらの動画を参考にどうぞ。
まとめ
スリックバックは、欧米人に多く見られる髪型です。
横を短く刈り上げ、上を長く残して後ろに流します。
刈り上げは、地肌の白さが出るくらいの短さが多いです。
立ちやすい硬い毛質のアジア人は、整髪料を使うと比較的簡単にセットできます。
参考になれば嬉しいです。
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