日本国憲法に記されている国民の三大義務の1つである「教育の義務」。
日本の義務教育の年限は「教育基本法」によって小学校・中学校の9年間と定められています。
義務教育を終えると『高校・専門学校へ行く or 就職する』などの進路を自分で選べます。
日本の学校教育を年齢に応じて分類すると、3つに分けることができます。
- 初等教育(小学校)
- 中等教育(中学校・高校・高等専修学校)
- 高等教育(専門学校・高等専門学校・短期大学・大学・大学院)
この記事では中等教育にあたる中学生・高校生の就職活動と髪型について書いています。
中等教育の就職活動
在籍中の就活において、雇用側(企業側)は「新卒」といい、そのための募集・採用活動を新卒採用と言います。
中学生や高校生の新卒求人については職業安定法に基づき、すべて公共職業安定所(ハローワーク)を通して学校に掲示することが義務付けられています。
実際の応募については学校を経由して企業とコンタクトを取ることになります。
中学生
18歳未満の労働者については、労働基準法第6章により年少者として扱われます。
そのため、時間外労働(残業や休日出勤)や18歳未満の女子と16歳未満の男子の深夜労働(夜勤)ができません。
危険有害作業が制限されたり、国家資格・業務独占資格の大半を受けられないなど、労働や資格の取得において多大な制約がかかることになります。
高校生
日本の高校生の就職活動に特徴的なのは「一人一社制」と呼ばれる就職慣行です。
高校生が最初に応募する企業を1社に限定し、学校推薦の形で各企業に応募します。
一人一社制は、就職活動の長期化を防ぎ高校生が学業に専念できる期間を確保でき、高校が就職活動に介在するのでブラック企業の排除等短期間でのマッチングがしやすい、企業の側でも計画的な採用がしやすい(一人一社制では原則として内定辞退は不可)などの利点があります。
全国高等学校就職問題検討会議が全国統一的な採用選考期日を定めていて、3年次の7月1日以降に企業は公共職業安定所(ハローワーク)を通して各高校に求人票を送り、夏休み中に高校生が職場見学を行い、実際の高校生の就職選考は9月16日からと定められています。
一人一社制を導入しない県(秋田県、沖縄県)では、9月16日から高校生は複数の企業へ応募が可能となっています。
これに対し、一人一社制を導入する都道府県では、9月5日より高校教師と高校生・保護者が相談して本人の志望・適性・学業成績等を考慮して最初の応募先1社を決めます。
9月16日より採用選考が始まりますが、一定期間(都道府県によって異なる、東日本では9月30日まで、西日本では10月31日までとするところが多い)は、高校生はこの1社以外の企業への応募はできません。
この期間内に内定を得られなかった高校生は、期間経過後は複数の企業への応募が可能となります。
第一印象がもたらす効果
初対面の相手に対して感じたイメージや雰囲気を指す言葉、それが第一印象です。
人の第一印象は「出会って3秒で決まる」とも言われています。
自分の第一印象がどう思われているのか、とても気になりますね。
メラビアンの法則では、人と人がコミュニケーションを図る際、情報の影響力は下記のような割合で影響を与えていると言われています。
- 視覚情報 55%
- 聴覚情報 38%
- 話の内容 7%
「人間は外見ではなく中身」という意見を目にしますが、中身を知ってもらうためにもまずは健康的かつ清潔感のある身なりを心がけましょう。
中学生・高校生は制服が正装です。
注意点といえば、ワイシャツのシワ取り、ブレザー・詰襟などの上着のホコリ取り、キレイな折り目のついたズボン、靴をキレイにしましょう。
就職活動の髪型
校則に違反しない髪型にしましょう。
- 前髪 → 眉は出す
- 耳まわり → ハッキリと耳を出す
- えりあし → 制服の襟にかからない
校則の範囲内なら長めの髪型でも大丈夫ですが『刈り上げなどの短い髪型 = サッパリとした髪型』という認識があるので、短い髪型は好印象を持たれやすいです。
ワックスやグリースなどの整髪料は使わないのがベター、学校生活の中でも整髪料は使うことはないので使用しない方がいいでしょう。
ツーブロック禁止の学校があるので、ツーブロックは避けましょう。
髪型をどうしたらいいかわからない、不安に思ったら床屋さんに「就職活動に合った髪型にしたいです、どうしたらいいでしょうか?」と相談してみましょう。
寝グセがないか、チェックを忘れずに。
まとめ
中学生・高校生の就職活動について書きました。
義務教育を終える「進学 or 就職」と進路を選べます。
- 中学を卒業 → 『高校・専門学校などへ進学 or 就職』
- 高校を卒業 → 『高校・専門学校などへ進学 or 就職』
18歳未満の労働者については、労働基準法第6章により年少者として扱われ、残業や休日出勤、深夜の夜勤ができず、労働や資格の取得において多大な制約がかかることになります。
日本の高校生の就職活動に特徴的なのは「一人一社制」と呼ばれる就職慣行で、最初に応募する企業を1社に限定し、学校推薦の形で各企業に応募します。
一人一社制は「就職活動の長期化を防ぐこと」、「高校生が学業に専念できる期間を確保すること」、学校が就職活動に介在するのでブラック企業の排除等短期間でのマッチングがしやすいなどの利点があります。
人の第一印象は「出会って3秒で決まる」とも言われており、相手を知るうえで重要なポイントです。
中学生・高校生は制服が正装、注意する点はワイシャツのシワ取り、上着のホコリ取り、靴の汚れを落とすなどです。
就職活動中の髪型は、校則に違反しないことが鉄則です。
『刈り上げなどの短い髪型 = サッパリとした髪型』という認識があるので、短い髪型は好印象を持たれやすいです。
整髪料は使わないのがベター、ツーブロックもNGです。
髪型をどうしたらいいかわからない、そう不安に思ったら床屋さんに「就職活動に合った髪型にしたいです、どうしたらいいでしょうか?」と相談してみましょう。
参考になれば嬉しいです。
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