「パーマをかけてみたいけれど、種類が多くて何を選べばいいのか分からない」
「ツイストパーマやスパイラルパーマって、普通のパーマとは違うの?」
パーマについて調べてみると、いろいろな名前が出てきます。
そのため、自分がやりたい髪型には、どのパーマが必要なのか分からないという人もいると思います。
パーマは、大きく分けると2つあります。
- 熱を使わない「コールドパーマ」
- 熱を使う「ホットパーマ」
ツイストパーマやスパイラルパーマなども、熱を使わずに施術する場合はコールドパーマの仲間です。
また、パーマはかければ終わりではありません。
パーマは髪に動きをつけたり、普段のセットをしやすくしたりするための施術です。
この記事では、コールドパーマの特徴や施術の流れ、いろいろなパーマの違い、セット方法について、理容師目線で解説します。
コールドパーマ
コールドパーマは、熱を使わず、薬液を使って髪にウェーブやカールなどの動きをつけるパーマです。
コールドパーマは、髪が濡れて水分を含んでいるとウェーブやカールが出やすくなります。
反対に、髪が乾くとウェーブやカールが弱く見えることがあります。
そのため、乾かし方や整髪料の使い方によっても、仕上がりの見え方が変わります。
そして、パーマをかけるときに大切なのが髪の長さです。
なぜ髪の長さが必要なのか、スプリングストラップを思い浮かべると分かりやすいと思います。
スプリングストラップは、らせん状に巻かれていると短く、引っ張ると長く伸びます。
髪も同じように、ウェーブやカールがつくことで、まっすぐな状態より短く見えます。
長いコードも、らせん状に巻かれることで、まっすぐ伸ばした状態より短くなります。
髪も同じように、ウェーブやカールをつけると、まっすぐな状態より短く見えます。
さらに、どのくらいの長さが必要なのかは、やりたい髪型やウェーブの強さ、パーマのかけ方によって変わります。
「この髪型にしたいけれど、今の長さでパーマをかけられる?」
そんなときは、床屋さんに相談してみましょう。
また、パーマは頭全体にかけるとは限りません。
一部分だけにかける「部分パーマ」や、必要な範囲にかける方法、頭全体にかける方法などがあります。
パーマをかける範囲や髪の長さ、施術内容によって、料金やかかる時間も変わります。
希望するパーマがある場合は、そのパーマができるか、料金やかかる時間はどのくらいなのか、お店に確認してください。
パーマ施術の流れ
コールドパーマの大まか流れ。
- パーマをかける(長すぎる場合は事前にカット)
- カット
- 水洗(すすぐ)
- シェービング(顔そり)
- ドライ&セット
それぞれ細かく解説します。
パーマをかける
希望する髪型に合わせて、ロッドを巻いたり、髪をねじったりして形を作ります。
髪が長すぎる場合は、パーマをかける前にある程度カットすることもあります。
ロッドなどを巻き終えたら薬液をつけて、ビニールキャップをかぶせます。
その後、薬液を髪に作用させるために時間を置きます。
お店や使用する薬液、髪の状態などによって、常温のまま時間を置く場合と、機器を使って加温する場合があります。

時間を置いたあとは、パーマのかかり具合を確認しながら、必要な工程を進めていきます。
途中で別の薬液をつけて、再び時間を置くこともあります。
パーマでは薬液をつけて時間を置く工程が何度かあるため、カットだけの場合よりも時間がかかります。
最後にロッドなどを外して、薬液をしっかりすすいだらパーマをかける工程は終了です。
カット
パーマをかけたあと、髪型を整えるためにカットします。
毛先を巻き込みながらロッドを巻くので、パーマをかけたあとの毛先がクシャッとなる場合があります。
そのような場合は、毛先を少しカットして整えます。
また、次回もパーマをかけようと考えている場合は、髪を梳く量にも注意が必要です。
髪を梳くと、長い髪の中に短い髪が作られます。
短い髪が多くなると、パーマの種類や巻き方によってはロッドに髪を巻き込みにくくなることがあります。
ただし、どのくらい梳けるのかは、パーマの種類や使用する薬剤、施術方法などによって変わります。
また、施術者によっても考え方や得意な方法が違います。
そのため、次回もパーマをかけたい場合は、カットするときにそのことを床屋さんに伝えておきましょう。
水洗(すすぎ)|パーマをかけた日のシャンプー
パーマをかけたあとにカットをした場合は、切った髪を流すためにシャワーですすぎます。
このとき、いつものようにシャンプーをしない場合があります。
パーマをかけたあとの髪は、すぐに完全に安定するわけではありません。
パーマが安定するまでには、48時間程度かかるといわれています。
そのため、パーマをかけた当日はシャンプーを控えて、お湯ですすぐ程度にするよう案内されることがあります。
初めてパーマをかける人は、パーマをかけたあとのお風呂について、そもそも気にしたことがないかもしれません。
また、パーマをかけたあとのシャンプーについて知っている人でも、忘れてしまうことがあります。
お風呂やシャンプーは毎日のことです。
髪を濡らして、シャンプーをして、体を洗う。
毎日繰り返していることなので、一つひとつ考えながら行動することは少ないと思います。
そのため、パーマをかけた日の夜も、いつもの習慣でそのままシャンプーをしてしまうことがあります。
パーマをかけた日は、お風呂に入る前に思い出してください。
「今日はパーマをかけた日」
使用する薬剤や施術方法、髪の状態などによって、パーマをかけたあとのシャンプーについての考え方は異なります。
お店で説明があった場合は、その内容に沿って髪を洗ってください。
シェービング・ドライ&セット
シェービング(顔そり)をしたあと、ドライヤーで髪を乾かしてセットします。
パーマをかけた髪は、乾かし方によってウェーブやカールの出方が変わります。
床屋さんがどのように髪を乾かしているのか、どのようにセットしているのかを見ておくと、自宅でセットするときの参考になります。
分からないことがあれば、セットの仕方を床屋さんに聞いてみましょう。
パーマをかけた日の注意
パーマをかけた日は、髪の扱いにも少し気をつけましょう。
お風呂や洗顔などで、髪が濡れることがあります。
髪が濡れた場合は、そのまま放置せずにドライヤーで乾かしてください。
特に、髪が濡れたまま寝るのは避けましょう。
枕や寝具に髪が押しつけられた状態で乾くと、ウェーブやカールがきれいに出にくくなることがあります。
パーマをかけた日は、
「シャンプー」と「濡れた髪をそのままにしない」
この2つを思い出してください。
パーマをかけたあとの髪の扱いについてお店から説明があった場合は、その内容に沿ってください。
ロッドを巻くパーマ
ロッドを使って、髪にカールやウェーブをつけるパーマです。
ロッドの太さや髪を巻く方向、巻き方などによって、カールの大きさや髪の動きが変わります。
例えば、アルファベットの「C」のようなカールや「S」のようなウェーブを作ることができます。
CカールとSカールについて、こちらの記事でも詳しく紹介されています。

また、髪をどの方向へ流したいのかによって、ロッドの巻き方も変わります。
下の画像は「平巻き」です。

ロッドが太ければ大きなカール、細ければ小さなカールになるなど、同じロッドを使うパーマでも、巻き方によって仕上がりはさまざまです。
どのロッドを使い、どのように巻くのかは、髪の長さや髪質、希望する髪型などを見ながら施術者が判断します。
「Cカールにしてください」
「この太さのロッドを使ってください」
など、パーマのかけ方まで指定する必要はありません。
やりたい髪型の画像などを見せて、どのような仕上がりにしたいのか床屋さんに伝えてください。
スパイラルパーマ
スパイラルパーマは、毛束をロッドにらせん状に巻き付けてかけるパーマです。
「スパイラル(spiral)」には、「らせん」という意味があります。
ロッドに沿って毛束をらせん状に巻くことで、立体的なウェーブや動きのある髪型を作ることができます。
ウェーブの大きさや強さは、髪の長さやロッドの太さ、巻き方などによって変わります。
同じスパイラルパーマでも仕上がりにはさまざまな形があるので、やりたい髪型がある場合は、画像などを床屋さんに見せて相談してください。
ピンパーマ
ピンパーマは、毛束を指などに巻き付けて丸め、ピンで固定してかけるパーマです。
ロッドを使わずに施術できるため、ロッドでは巻きにくい短い髪にも使われます。
毛束の取り方や巻き方によって、髪に自然な動きや、ゆるいウェーブをつけることができます。
「パーマをかけたいけれど、クルクルとしたカールにはしたくない」
そんな場合にも、希望する髪型によってはピンパーマを使うことがあります。
同じピンパーマでも仕上がりはさまざまなので、やりたい髪型の画像などを見せて床屋さんに相談してください。
ツイストパーマ
「ツイスト(twist)」には、「ねじる・ひねる」という意味があります。
ツイストパーマは、毛束をねじった状態でかけるパーマです。
毛束をねじることで、一般的なロッドを巻くパーマとは違った細かな動きや、立体感を出すことができます。
ねじる強さや毛束の太さ、髪の長さなどによって、仕上がりの見え方も変わります。
同じツイストパーマでも、ねじる強さなどによって仕上がりはさまざまです。
やりたい髪型がある場合は、画像などを床屋さんに見せて相談してください。
ツイストスパイラルパーマ
ツイストスパイラルパーマは、「ツイスト」と「スパイラル」を組み合わせたパーマです。
毛束をねじる「ツイスト」と、らせん状に巻く「スパイラル」を組み合わせることで、立体的で複雑な動きのあるウェーブを作ります。
ねじる強さや毛束の太さ、ロッドの太さ、巻き方などによって、仕上がりの見え方は変わります。
同じツイストスパイラルパーマでも仕上がりはさまざまです。
やりたい髪型がある場合は、画像などを床屋さんに見せて相談してください。
ツイストスパイラルパーマについて、こちらの記事でも詳しく紹介されています。

ストレートパーマ
ストレートパーマ
ストレートパーマは、髪をストレートな状態に近づけるためのパーマです。
特に、すでにかけているパーマを落として、元の髪に近い状態へ戻したいときなどに使われます。
薬液を使って髪を伸ばしていきます。
一方、生まれつきのクセ毛や強いうねりをしっかり伸ばしたい場合は、ストレートパーマでは希望する仕上がりにならないことがあります。
そのような場合に使われるのが「縮毛矯正」です。
縮毛矯正では、薬液だけではなく、ストレートアイロンなどの熱を使って髪を伸ばす施術があります。
ストレートパーマと縮毛矯正は、同じ「髪をまっすぐにする施術」でも目的や施術方法が異なります。

「かけたパーマを落としたい」
「クセ毛をまっすぐにしたい」
など、ストレートにしたい理由を床屋さんに伝えて相談してください。
パーマをセットする
コールドパーマは、髪に水分があるとウェーブやカールが出やすくなります。
そのため、セットするときは髪を少し濡らして、ウェーブやカールを出してから整える方法があります。
整髪料にはいろいろな種類がありますが、コールドパーマのセットには、パーマ用・ウェーブ用のムースやワックスムースがおすすめです。
ムースは水分を多く含んだ泡状の整髪料なので、髪全体になじませやすく、ウェーブやカールを生かしたセットができます。
ただし、一口に「ムース」といっても種類はさまざまです。
ナチュラルムース、ハードムース、スーパーハードムース、ウェーブムース、ワックスムースなどがあり、商品によって特徴も異なります。
ムースの種類や使い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
整髪料の種類や特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています。
また、希望する髪型や仕上がりによっては、ムース以外の整髪料を使うこともあります。
床屋さんでセットしてもらったときに、どの整髪料を使っているのか、どのようにセットしているのかを見ておくと、自宅でセットするときの参考になります。
まとめ|やりたい髪型を床屋さんに相談しよう
熱を使わずに薬液で髪にウェーブやカールなどの動きをつける「コールドパーマ」について解説しました。
コールドパーマには、ロッドを巻くパーマ、スパイラルパーマ、ピンパーマ、ツイストパーマ、ツイストスパイラルパーマなど、さまざまな種類があります。
同じ名前のパーマでも、髪の長さや髪質、巻き方などによって仕上がりは変わります。
そのため、パーマの名前や施術方法をすべて覚える必要はありません。
「こんな髪型にしたい」
という画像などがあれば、床屋さんに見せて相談してください。
また、お店によって、できるパーマの種類は異なります。
希望するパーマや髪型がある場合は、その施術ができるかお店に確認してください。
パーマをかけたあとは、乾かし方や整髪料によってもウェーブやカールの見え方が変わります。
パーマをかけるところから、自宅でのセットまで分からないことがあれば、床屋さんに相談してみましょう。


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