男の子のママになって、初めて床屋さんへ行く。
実は、そんなママさんは少なくありません。
普段は美容室へ通っていても、床屋さんへ入る機会はほとんどありませんよね。
「男の子の髪型って、どう頼めばいいの?」
「床屋さんでは何をするの?」
「美容室と何が違うの?」
分からないことばかりで、不安になりますよね。
そして実際にお子さんを連れて行く日が近づくと、今度は別の不安も出てきます。
「泣いたらどうしよう。」
「うちの子だけ泣いたらどうしよう。」
「なんて注文すればいいんだろう。」
「迷惑をかけないかな。」
私たち理容師は、そんなお子さんを毎日のように担当しています。
この記事では、初めてでも安心して来店できるように、カットの頼み方を分かりやすく解説します。
入店から退店までの流れ
初めてお子さんを床屋さんへ連れて行くと、
「お店に入ったら、まず何をするの?」
「カットのほかに、シャンプーや顔そりもするの?」
「全部終わるまで、どんな流れなんだろう?」
と、分からないことも多いですよね。
床屋さんでは、カットだけではなく、シャンプーや顔そり、ドライなどを行うことがあります。
もちろん、お子さんの年齢や様子によって、すべてをする必要はありません。
嫌がることや、まだ難しいことは無理にしなくても大丈夫です。
まずは、床屋さんへ入ってから帰るまで、どのような流れで進んでいくのかを知っておくと安心です。
詳しい流れについては、こちらの記事で解説しています。
椅子に座る
入店したら、カットをするために理容椅子へ座ります。
お子さんが一人で座れる場合は、子供用の補助椅子を使います。
大人用の理容椅子は小さなお子さんには大きいため、補助椅子を置いて座る位置を高くします。
「うちの子、一人で座っていられるかな?」
と心配になるママさんもいると思います。
一人で座れなくても大丈夫です。
その場合は、ママさんや保護者の方に理容椅子へ座っていただき、お子さんを抱っこした状態でカットすることもできます。
初めての床屋さんでは、知らない場所や大きな椅子に緊張してしまうお子さんもいます。
一人で座るのが難しそうなときは、無理をせずスタッフさんに相談してください。
お子さんが1人で座れない場合は、まずママさん(保護者さん)がカット椅子に座っていただき、お子さんを抱っこする形でカットします。

こちらのサイトの画像をお借りしました。

どのくらい切りますか?
カットを始める前に、床屋さんから
「今日はどのくらい切りますか?」
と聞かれます。
初めて男の子のカットを頼むママさんは、
「どのくらいって、どう答えればいいの?」
と困ってしまうかもしれません。
難しく考えなくても大丈夫です。
男の子のカットは、頭全体をひとまとめにして伝えるのではなく、
- 前髪
- うえ(トップ)
- 耳まわり
- うしろ(後頭部)
- えりあし
このように、頭のパーツごとに希望を伝えると分かりやすくなります。
たとえば、
「前髪は眉毛くらい」
「耳は出してください」
「えりあしは短くしてください」
という伝え方でも大丈夫です。
「何センチ切るのか分からない」
「髪型の名前が分からない」
という場合でも、心配しなくて大丈夫です。
それぞれの場所をどう伝えればいいのか、こちらの記事で詳しく解説しています。
刈り上げ
男の子のカットでは、
「耳まわりとえりあしは、刈り上げますか?」
と聞かれることがあります。
初めて聞くと、
「刈り上げって何?」
「バリカンで、すごく短くするの?」
と思うかもしれません。
刈り上げ=とても短い髪型、というわけではありません。
刈り上げは、耳まわりやえりあしなどを短く整え、上の髪につなげていくカット方法です。
バリカンだけではなく、ハサミで刈り上げることもできます。
また、バリカンには長さを調整するアタッチメントがあるため、地肌が見えるほど短くすることも、長めに残すこともできます。
「短くなりすぎるのは心配」
「地肌が見えないくらいにしたい」
など、気になることがあれば、そのまま床屋さんに伝えてください。
刈り上げの長さや、バリカンとハサミの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
シャンプー
美容室と床屋さんでは、シャンプーをするタイミングや、カットから仕上げまでの流れが異なることがあります。
美容室では、シャンプーをしてからカットをすることが多いですが、床屋さんでは、カットのあとにシャンプーをすることが多いです。
「いつシャンプーするの?」
「カットのあとは何をするの?」
初めて床屋さんへ行くと、普段利用している美容室との違いに戸惑うこともありますよね。
お店によって多少違いはありますが、一般的な流れを比べると、次のようになります。

床屋さんでは、カットが終わったあとにシャンプーをすることがあります。

普段ママさんが利用している美容室では、仰向けになってシャンプーをすることが多いですよね。

床屋さんでは、理容椅子に座ったまま、前かがみになって下を向いてシャンプーをします。

初めてだと、お子さんがびっくりしてしまうこともあります。
「シャンプーが苦手」
「顔が濡れるのを嫌がる」
「下を向いて洗うのは難しそう」
そんな場合は、無理にシャンプーをしなくても大丈夫です。
カットを始める前に、
「今日はシャンプーなしでお願いします」
とスタッフさんに伝えてください。
シェービング(顔そり)
床屋さんでは、カットやシャンプーのほかに、**シェービング(顔そり)**をすることがあります。
「こんな小さな子でも顔そりをするの?」
と驚くママさんもいるかもしれません。
子どもの顔にも産毛が生えているので、カミソリやフェイスシェーバーを使って整えることができます。
ただし、小さなお子さんの場合は、
「カミソリを怖がる」
「顔を触られるのを嫌がる」
「くすぐったくて動いてしまう」
ということもあります。
そんなときは、無理に顔そりをしなくても大丈夫です。
カットを始める前に、
「今日は顔そりなしでお願いします」
とスタッフさんに伝えてください。
お子さんが床屋さんに慣れて、顔そりができそうになってから挑戦しても大丈夫です。
ドライ
シャンプーをする・しないに関係なく、カットのあとにはドライヤーを使います。
- シャンプーをした場合:濡れた髪を乾かします
- シャンプーをしない場合:髪を少し濡らして整えたり、カットした細かい髪をドライヤーで吹き飛ばしたりします
小さなお子さんの場合、
「ドライヤーの音を怖がる」
「風が顔に当たるのを嫌がる」
ということもあります。
苦手な場合は、スタッフさんに伝えてください。
また、シャンプーをしなかった場合は、ドライヤーだけでは細かい髪をすべて取り除くことができません。
服の中に入った髪や頭に残った細かい髪が、あとから落ちてくることもあります。
帰宅したら、できるだけ早めにシャンプーしてあげてください。
まとめ|初めての床屋さん、全部できなくても大丈夫
初めて男の子を床屋さんへ連れて行くと、
「カットはどう頼めばいいの?」
「一人で椅子に座れなかったら?」
「シャンプーや顔そりもするの?」
など、分からないことがたくさんあると思います。
カットの長さは、前髪・うえ(トップ)・耳まわり・うしろ(後頭部)・えりあしなど、頭のパーツごとに分けて伝えると分かりやすくなります。
一人で椅子に座るのが難しければ、保護者の方に抱っこしてもらってカットすることもできます。
シャンプーや顔そりが苦手なら、無理にしなくても大丈夫です。
「今日はシャンプーなしでお願いします」
「顔そりはしなくて大丈夫です」
など、気になることや心配なことは、そのままスタッフさんに伝えてください。
初めての床屋さんで、最初から全部できなくても大丈夫です。
少しずつお店やスタッフさんに慣れて、床屋さんで髪を切ることを嫌がらずに過ごせるようになってもらえたら嬉しいです。



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