「どのくらい切りますか?」
床屋さんで最初に聞かれることです。
この質問にどのように答えたらよいのでしょうか。
頭を5つのパーツに分けて、それぞれカットする長さを伝えましょう。
- 前髪
- うえ(トップ)
- 耳まわり
- うしろ(後頭部)
- えりあし
わかりやすくするためにフローチャート画像と文章で解説します。
前髪
前髪を切るとき、眉を基準にします。
【眉を出す】
- 眉よりどのくらい上に切るのか
- 眉に少しかかるくらい
- 眉と同じくらいに
【眉を出さない】
- 目に入らないくらいに切る
- 目が隠れるくらいに切る
前髪を左右どちらかに流すときは長めに残します。
理由は、髪が短いと流れにくくなります。
前髪を上げるときは短めに切ります。
前髪を長く残すと、髪が重くなって上がらなくなります。
どのようにセットするのか、それによって前髪の長さを調節しましょう。
うえ(トップ)
トップにボリュームを出したい場合は、フワッとさせるために短めにカットします。
長く残すと、髪が重くなってボリュームが出なくなります。
マッシュヘアーや重めの髪型にするときは、あえて長く残してボリュームダウンさせます。
耳まわり
耳まわりは「耳を出す」と「耳を出さない」があります。
耳を出す場合、『刈り上げる』と『刈り上げない』があります。
刈り上げる場合『ハサミで刈り上げる』と『バリカンで刈り上げる』があります。
バリカン = すごく短くなる とは限りません。
専用のアタッチメントを使えば、長めの刈り上げができます。
刈り上げについてはかりあげの記事で詳しく解説しています。
バリカンは短くなりそうで怖い、バリカンの音が苦手、バリカンの振動が苦手、という人は『バリカンではなくハサミで刈り上げてください』とスタッフさんに伝えましょう。
うしろ(後頭部)
つむじの位置によって「短く切る」と「長めに残す」ができます。
つむじの位置と希望する髪型を考慮して、長さを調節してください。
つむじが複数個ある場合は、つむじの流れがぶつかる(合流する)ところは髪が立ちやすくなるので注意が必要です。
ちなみに、つむじが2つあることを「ダブルクラウン」といいます。
えりあし
えりあしの生え方には個人差があります。
- えりあしにつむじがある
- 動物のしっぽのように「えりあしの真ん中に向かって集まるように」生えている
- えりあしが逆さ(逆毛・上向き)に生えている
『えりあし つむじ』 『えりあし しっぽ』 『えりあし 逆毛』で画像が出ます。
上記の場合、生え方のクセが出ないようにするには「短く刈り上げる」と「長く残してクセを出さない」になります。
えりあしのクセを無くすために、えりあし部分だけをツーブロックにするカット方法もあります。
どのくらいカットするのか、スタッフさんに相談してください。
まとめ
「どのくらい切りますか?」の答え方について書きました。
頭を『前髪・うえ(トップ)・耳まわり・うしろ(後頭部)・えりあし』5つのパーツに分けて、それぞれカットする長さを言うとスタッフさんに伝わりやすいです。
耳まわり・えりあしは「刈り上げる」と「刈り上げない」の2つがあります。
つむじの位置や個数、各所の髪の生え方のクセは個人差があるので、どのくらいカットするのかスタッフさんに相談してください。
参考になれば嬉しいです。
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