「スキンフェード」という髪型を聞いたことはありますか?
フェードカットや刈り上げと似ていますが、スキンフェードには大きな特徴があります。
それは、耳まわりやえりあしの生え際を0ミリにすることです。
シェーバーやカミソリを使って生え際を剃り、そこから上に向かって少しずつ髪を長くして、きれいなグラデーションを作ります。
「普通の刈り上げとは何が違うの?」
「どのくらい短くなる?」
「初めてでもスキンフェードにできる?」
「床屋さんでは、どう頼めばいい?」
この記事では、スキンフェードの特徴や普通の刈り上げとの違い、頼むときに知っておきたいことを、理容師の目線から解説します。
初めてスキンフェードにしてみたい方も、どんな髪型なのか気になっている方も、床屋さんへ行く前の参考にしてください。
スキンフェードとは
スキンフェードは、耳まわりやえりあしの生え際をシェーバーやカミソリで剃り、そこから上に向かって少しずつ髪を長くしていく刈り上げです。
生え際は髪がほとんど見えない状態になるため、地肌の「白さ」と髪の「黒さ」がはっきりします。
そこから髪の長さを少しずつ変えて、地肌から髪へ自然につながるようにグラデーションを作ります。
普通の刈り上げでも短くすることはできますが、スキンフェードは生え際をシェーバーやカミソリで剃るところが大きな特徴です。
刈り上げそのものについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
初めてスキンフェードにするときは肌への刺激に注意
初めてヒゲを剃ったとき、肌がヒリヒリした経験はありませんか?
スキンフェードも同じように、今まで髪が生えていた部分をシェーバーやカミソリで剃ります。
普段は剃らない部分なので、初めてスキンフェードにすると、肌が赤くなったりヒリヒリしたりすることがあります。
特に、もみあげや耳まわり、えりあしなどは、スキンフェードにすることで初めてシェーバーやカミソリが当たる人もいるでしょう。
肌への刺激が心配な場合は、カットを始める前に床屋さんへ相談してください。
初めてスキンフェードにすることや、肌が弱いことなどを伝えておくと安心です。
0ミリからグラデーションを作る
スキンフェードは、生え際の0ミリから上に向かって少しずつ髪を長くして、グラデーションを作ります。
0ミリにした部分は地肌が見えるため「白く」、髪が残っている部分は「黒く」見えます。
この白と黒の境目を自然につなげていくのが、スキンフェードの難しいところです。

ただ短く刈れば、きれいなグラデーションになるわけではありません。
バリカンの長さを少しずつ変えながら、白と黒の境目が線のように残らないようにぼかしていきます。
特に0ミリに近い部分は、ほんのわずかな髪の長さの違いでも色の濃さが変わって見えます。
きれいなスキンフェードを作るには、髪の長さだけではなく、地肌と髪の色の見え方を確認しながら細かく調整する技術が必要です。
追加料金がかかる場合がある
スキンフェードは、お店によって通常のカット料金とは別に追加料金がかかる場合があります。
シェーバーやカミソリを使って0ミリにし、そこから細かく長さを調整しながらグラデーションを作るため、通常の刈り上げよりも時間や手間がかかることがあります。
料金の設定は、お店によって異なります。
また、お店によっては「フェード」「スキンフェード」など、メニューが分かれていることもあります。
スキンフェードを希望する場合は、事前にお店へ確認するか、来店したときに「スキンフェードにしたいです」と伝えて、料金を確認しておくと安心です。
スキンフェード × クロップスタイル
スキンフェードと相性のよい髪型のひとつに、クロップスタイルがあります。
クロップスタイルは、耳まわりやえりあしを短く刈り上げ、トップと前髪を残して前に向かってセットする髪型です。
耳まわりやえりあしをスキンフェードにすると、地肌が見える部分からトップの髪へつながるグラデーションが、よりはっきりと見えるようになります。
ただし、クロップスタイルだから必ずスキンフェードにするわけではありません。
スキンフェードにせず、バリカンで髪を残して刈り上げることもできます。
「クロップスタイルにしたいけれど、どのくらい短く刈り上げればいいか分からない」という場合は、床屋さんに相談してみましょう。
クロップスタイルについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
スキンフェードの高さや長さで印象が変わる
スキンフェードは、どこまで0ミリにするのか、どのくらいの範囲でグラデーションを作るのかによって、見た目の印象が変わります。
スキンフェードの高さには、ロー・ミドル・ハイなどがあります。
低い位置だけを0ミリにするのか、もう少し高い位置まで0ミリにするのかによって、地肌が見える範囲も変わります。
また、0ミリから何ミリまでの範囲でグラデーションを作るのかによっても、仕上がりの見え方は変わります。
言葉だけでは違いが分かりにくいため、写真を見ながら確認するとイメージしやすくなります。
ロー・ミドル・ハイの違いや、0~3ミリのグラデーション、カット直後から10日後までの変化などは、こちらの記事の写真が参考になります。

頭の形によっても見え方が変わる
スキンフェードは、頭の形によってもグラデーションの見え方が変わります。
後頭部の丸みや側頭部の張り方、耳からトップまでの距離などは一人ひとり違います。
そのため、同じ高さ、同じ長さでスキンフェードにしても、すべての人が同じような仕上がりになるわけではありません。
画像や動画を見せて「このようなスキンフェードにしたい」と伝えても、頭の形や髪質、髪の生え方などによって、まったく同じようにはできないこともあります。
「0ミリにする部分は低めにしたい」
「もう少し高い位置まで短くしたい」
「地肌が見える部分を広くしたい」
など、希望があれば床屋さんに伝えてください。
どのくらいの高さや長さにすればよいのか分からない場合は、床屋さんに相談してみましょう。
頭の形や髪質、髪の生え方などによって「できる髪型」と「できない髪型」があります。詳しくはこちらの記事でも解説しています。
スキンフェードはトップの髪型を組み合わせられる
スキンフェードは、耳まわりやえりあしの刈り上げ方です。
そのため、トップや前髪の長さ、髪の流し方などによって、さまざまな髪型と組み合わせることができます。
トップを短くすることもできますし、長めに残すこともできます。
前髪を前に下ろしたり、上げたり、横や後ろへ流したりすることもできます。
また、トップにパーマをかけて、スキンフェードと組み合わせることもできます。
スキンフェードと組み合わせるトップの髪型は、こちらの記事の写真も参考になります。

「スキンフェードにしたいけれど、上の髪をどうすればいいのか分からない」
そんなときは、スキンフェードにしたいことを伝えたうえで、トップや前髪をどうするのか床屋さんに相談してみましょう。
希望する髪型の画像や動画がある場合は、床屋さんに見せるとイメージを伝えやすくなります。
スマホの画像やスクショ、SNSの動画などを使ったカットの頼み方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ|初めてのスキンフェードは床屋さんに相談してみましょう
スキンフェードは、耳まわりやえりあしの生え際を0ミリにして、そこから上に向かって少しずつ髪を長くし、グラデーションを作る刈り上げです。
0ミリにする高さやグラデーションの幅によって、仕上がりの印象は変わります。
また、スキンフェードはトップや前髪の髪型と組み合わせることができます。
「どのくらいの高さにすればいい?」
「トップや前髪はどうすればいい?」
「自分の頭の形でもできる?」
初めてスキンフェードにするときは、分からないことがあって当然です。
希望する髪型の画像や動画があれば見せながら、分からないことは床屋さんに相談してみましょう。
肌への刺激や追加料金が心配な場合も、事前に確認したり、来店したときに伝えたりしておくと安心です。
この記事が、スキンフェードにしてみたい方の参考になれば嬉しいです。




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