社会人になると、学生時代のような校則はなくなります。
その一方で、仕事の内容や職場の雰囲気に合わせて、髪型を考える必要があります。
「清潔感のある髪型にしたい」
「仕事に支障がない範囲で、少し髪型を変えてみたい」
「いつも同じ髪型だけれど、本当は自分に似合っているのかわからない」
そんな悩みを抱えている男性も多いのではないでしょうか。
理・美容室では、学生料金やシニア料金など、年齢や立場によって料金が分けられていることがあります。
料金の区分や利用条件はお店によって異なるため、わからない場合は予約時や来店時に確認してみてください。
社会人の髪型には、法律や全国共通の決まりがあるわけではありません。
ただし、職種や職場によっては、髪の長さや色、髪型などに決まりが設けられていることがあります。
心配な場合は、カットをする前に職場の規定を確認しておくと安心です。
床屋さんで髪型を頼むときは、髪型の名前を知らなくても大丈夫です。
前髪や耳まわりをどのくらい短くしたいのか、普段は整髪料を使うのか、職場で避けたい髪型があるのか。
わかる範囲で伝えてもらえれば、理容師はお客様の希望を確認しながら髪型を提案できます。
また、いつもと同じくらいの長さにしたい場合は、「前回いつカットしたのか」を伝えるのもおすすめです。
前回のカットからどのくらい髪が伸びたのかを判断する、ひとつの目安になります。
この記事では、社会人男性が床屋さんでカットを頼むときに、何をどのように伝えればよいのか、現役理容師がやさしく解説します。
どのくらい切りますか?
カットを始める前に、理容師から「今日はどのくらい切りますか?」と聞かれます。
髪型の名前がわからなくても、心配はいりません。
頭を次の5つのパーツに分けて考えると、希望を伝えやすくなります。
- 前髪
- うえ(トップ)
- 耳まわり
- うしろ(後頭部)
- えりあし
すべてを細かく説明する必要はありません。
たとえば、
「前髪は眉毛にかからないくらいで、耳を出してください」
「うえは立たせられる長さを残して、えりあしは短くしてください」
「仕事で整髪料を使うので、セットしやすい長さにしてください」
このように、わかるところから伝えてみてください。
いつもと同じくらいの長さにしたい場合は、前回いつカットしたのかを伝えるのもおすすめです。
「前回切ったのは1か月半くらい前です。そのときと同じくらいの長さに戻してください」
と伝えると、伸びた長さから、どのくらい切ればよいのかを判断する目安になります。
同じお店に通っている場合は、「前回と同じようにしてください」と頼むこともできます。
ただし、前回気になったところがあれば、
「前回よりも前髪を少し短くしたい」
「耳まわりは前回と同じで、うえは少し長めに残したい」
と付け加えてください。
前髪・うえ・耳まわり・うしろ・えりあし、それぞれの詳しい頼み方はコチラの記事でフローチャート画像と文章を用いて書いています。
理容師に伝わりにくい頼み方
床屋さんで髪型を頼むときに、間違った言い方があるわけではありません。
ただし、次のような言葉だけでは、希望する髪型が理容師に伝わりにくいことがあります。
「短めにしてください」
「サッパリさせてください」
「爽やかな感じにしてください」
「全体を1センチ切ってください」
「短め」「サッパリ」「爽やか」と感じる長さや髪型は、人によって異なります。
お客様は耳が半分隠れるくらいを想像していても、理容師は耳をすべて出す髪型を想像するかもしれません。
また、「全体を1センチ切ってください」と長さを指定しても、髪は頭の場所によって長さが違うため、仕上がりの形までは伝わりません。
これらの言葉を使ってはいけない、ということではありません。
「サッパリさせたいので、耳を出して、えりあしは短くしてください」
「全体を1センチくらい切って、今の髪型を崩さずに整えてください」
というように、前髪・耳まわり・えりあしなどの希望をひとつ加えるだけでも、仕上がりのイメージが伝わりやすくなります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
普段のセット方法・使用している整髪料を伝えよう
普段、髪をどのようにセットしていますか?
- 寝ぐせを直す程度
- ドライヤーを使う
- ヘアーアイロンを使う
- ワックス・ジェル・グリースなどの整髪料を使う
- 特に何もしていない
普段のセット方法を伝えると、理容師が毎日の生活に合った髪型を提案しやすくなります。
たとえば、ワックスを使って髪を立たせる人と、整髪料を使わず自然に下ろす人とでは、残したほうがよい長さや毛量が異なります。
「仕事の日はジェルを使っています」
「朝はドライヤーを使う時間がありません」
「休日だけワックスを使います」
このように、普段のセット方法をそのまま伝えてください。
整髪料を使っていなくても、恥ずかしがる必要はありません。
「何もつけなくてもまとまりやすい髪型にしてください」
「朝のセットが簡単な髪型にしてください」
と頼めば、お手入れのしやすさを考えながらカットしてもらえます。
新しい整髪料を使ってみたい場合や、自分の髪に何が合うのかわからない場合も、理容師に相談してみてください。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
スマホの画像や動画を見せて頼んでも大丈夫
希望する髪型を言葉で説明するのが難しいときは、スマホの画像や動画を見せてください。
SNSや画像検索で見つけた写真を見せながら、
「このくらい前髪を残したいです」
「この人のように、耳まわりを短くしたいです」
と伝えるだけでも大丈夫です。
画像を見せることは、恥ずかしいことではありません。
言葉だけで説明するよりも、お客様と理容師が仕上がりのイメージを共有しやすくなります。
できれば、正面だけでなく、横やうしろの髪型もわかる画像を用意しておくと、さらに伝わりやすくなります。
同じ人物を違う角度から撮影した画像が理想ですが、見つからない場合は、複数の髪型を組み合わせても構いません。
「前髪はこの画像、耳まわりとうしろはこの画像のようにしたいです」
という頼み方もできます。
ただし、髪質・毛量・生え方・頭の形などは、一人ひとり異なります。
画像とまったく同じ髪型にすることが難しい場合もありますが、理容師が髪の状態を確認しながら、希望に近づける方法を提案します。
画像のどの部分が気に入っているのかも、一緒に伝えてください。
詳しくはこちらの記事で解説しています。。
イメージチェンジや「おまかせ」で頼むとき
「いつもと違う髪型にしてみたいけれど、自分に似合う髪型がわからない」
そのようなときは、理容師に相談してください。
髪質・毛量・生え方・頭の形などを確認しながら、似合いそうな髪型を一緒に考えることができます。
ただし、最初から「おまかせで」とだけ伝えると、理容師もどのような髪型を提案すればよいのか迷ってしまいます。
お客様が考える「似合う髪型」と、理容師が考える「似合う髪型」が、同じとは限らないからです。
「おまかせで」と頼む場合でも、次のような希望を伝えてください。
- どのくらい短くしてもよいのか
- 耳を出してもよいのか
- 前髪を上げたいのか、下ろしたいのか
- 職場で避けたい髪型があるのか
- 普段どのくらいセットをするのか
- 絶対にしてほしくない髪型はあるのか
たとえば、
「自分に似合う髪型がわからないので、おまかせしたいです。ただし、仕事があるので耳まわりはスッキリさせて、前髪は下ろせる長さを残してください」
「いつもと雰囲気を変えたいです。短くなっても大丈夫ですが、朝のセットが簡単な髪型にしてください」
このように伝えると、理容師も髪型を提案しやすくなります。
「似合うようにしてください」と、すべてを理容師に任せる必要はありません。
変えたいところ、残したいところ、してほしくないことを伝えながら、一緒に髪型を決めていきましょう。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
いま伸ばしている・似合う髪型がわからないとき
髪を伸ばしている途中でも、床屋さんへ行って大丈夫です。
伸ばしているからといって、すべての髪を切らずにいると、耳まわりやえりあしだけが長くなり、全体のバランスが崩れることがあります。
そのようなときは、最初に「髪を伸ばしています」と伝えてください。
さらに、
「うえと前髪は伸ばしているので、長さを変えないでください」
「耳まわりとえりあしだけ整えてください」
「全体の長さを残しながら、まとまりやすくしてください」
というように、伸ばしたい部分と整えたい部分を伝えると安心です。
最終的に目指している髪型がある場合は、画像を見せるのもおすすめです。
どの部分を残しながら、どこを整えればよいのか、理容師が判断しやすくなります。
また、髪を軽くするために量を減らしすぎると、目指している髪型に近づくまで時間がかかる場合があります。
「伸ばしているので、毛先が薄くなりすぎないようにしてください」
と伝えておきましょう。
自分に似合う髪型がわからない場合も、遠慮せずに理容師へ相談してください。
似合う髪型は、顔の形だけで決まるものではありません。
髪質・毛量・生え方・頭の形のほか、普段の服装や仕事内容、セットにかけられる時間などによっても変わります。
「自分に似合う髪型がわかりません」と伝えたうえで、
「仕事に合う清潔感のある髪型にしたいです」
「朝はセットをしないので、何もしなくてもまとまりやすい髪型がいいです」
「額が気になるので、前髪は下ろしたいです」
というように、希望や気になっていることを伝えてみてください。
お客様自身が気に入る髪型と、周囲から見て似合う髪型が、必ずしも同じとは限りません。
理容師から提案された髪型にすべてを任せるのではなく、できること・難しいことを確認しながら、一緒に髪型を決めていきましょう。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
希望する髪型にできるか相談しよう
芸能人やスポーツ選手などの髪型を見て、「自分も同じ髪型にしてみたい」と思うことがあります。
希望する髪型の画像を見せて頼むことは、まったく問題ありません。
ただし、髪質・毛量・生え方・頭の形などは、一人ひとり異なります。
現在の髪の長さが足りない場合や、くせ毛と直毛の違いなどによって、画像とまったく同じ髪型にすることが難しい場合もあります。
また、画像の髪型が、カットだけで作られているとは限りません。
パーマ・ヘアーアイロン・ドライヤー・整髪料などを使ってセットしていることもあります。
そのため、カットした直後は画像に近づけても、自宅で同じようにセットするのが難しい場合があります。
希望する髪型があるときは、画像を見せながら、
「カットだけで、この髪型にできますか?」
「自分の髪質でもできますか?」
「毎朝どのくらいセットが必要ですか?」
と確認してみてください。
希望どおりの髪型が難しい場合でも、すぐに諦める必要はありません。
「前髪の雰囲気だけ近づける」
「耳まわりとうしろを同じように短くする」
「必要な長さまで髪を伸ばしながら、途中の形を整える」
など、できる範囲で希望に近づける方法があります。
理容師と相談しながら、自分の髪質や生活に合った髪型を一緒に探してみてください。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
まとめ|髪型の名前がわからなくても大丈夫
社会人男性が床屋さんでカットを頼むときは、髪型の名前を知らなくても大丈夫です。
前髪・うえ・耳まわり・うしろ・えりあしのうち、わかるところから希望を伝えてみてください。
- 前回いつカットしたのか
- 普段はどのようにセットしているのか
- 職場で避けたい髪型があるのか
このような情報も、理容師が髪型を考えるための大切な手がかりになります。
言葉で説明するのが難しい場合は、スマホの画像や動画を見せても構いません。
「おまかせで」と頼む場合も、残したい部分や短くしてもよい部分、してほしくない髪型を伝えると、仕上がりのイメージを共有しやすくなります。
髪を伸ばしている途中の人や、自分に似合う髪型がわからない人も、遠慮せずに相談してください。
希望する髪型が、そのまま再現できない場合もあります。
それでも、髪質・毛量・生え方・普段のお手入れ方法などを確認しながら、希望に近づける方法を一緒に考えることができます。
すべてを上手に説明しようとしなくても大丈夫です。
わからないことや不安に思っていることも含めて、理容師にそのまま伝えてみてください。







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